シルバニアファミリーも真っ青。
フォトグラメトリーという技術をご存知でしょうか。被写体を複数のアングルから撮影し、撮った写真(二次元の画像)を解析にかけて3Dモデルを作りあげてしまうというこの技術。説明だけ聞くと「何のこっちゃいな」と思ってしまうのですが、とりあえずまずこちらのビデオをご覧下さい。
わー目が痛いけど目が離せないー!
イスタンブールにあるSofa Hotelというホテルのあらゆる部屋の外観、内観の画像から作られたこの3Dモデル。まるで超巨大なMRIスキャンでホテルを切り撮ったかのような迫力ですよね。その細かさとリアルさ(写真を元にしているのでリアルなのは当たり前なのですが)になんだか頭がクラクラしてしまいます。
制作したのはイスタンブールのクリエイティブチームであるoddviz。彼らのページでは3Dモデル自体も操作できるようになっています。そう、マウスで操作してこのモデルの中へ入ることができるんです。
部屋の中に入ったり…
レストランのテーブルを俯瞰で眺めたり…
画像データがない場所なのか、壁の向こう側がどうなっているのかわかるようになのか、ところどころ千切れた布のようになっています。それがお化け屋敷みたいな演出になっていてなんとも言えません。このデータ、そのままバイオハザードに転用できるのでは…?と思ってしまいます。VRヘッドセットをお持ちの方は360度ビデオでも楽しめます。
使われた画像の数は約1万点。ホテルを素材として選んだのは一つの建物でありながら寝室、リビング、カフェ、レストラン、バーといろんな目的の部屋を中に入れていて多様性があるから、とのこと。確かに見応えのあるビデオに仕上がっています。
なんだろうこの…アリの巣の断面図を見てしまったような快感は…
Image: oddviz/VimeoSource: oddviz
Andrew Liszewski – Gizmodo SPLOID[原文]
(塚本 紺)