今回はそんなポスターの中でも、変わり種でアートらしいものを紹介する。それは、デンマーク在住の二人のデザイナーが展開する、オンラインショップDAU-DAWで製作されたポスターだ。
もちろんただのポスターではなく、他の何かを描くためにマップを作り上げた“ユニークな”ポスターシリーズ。どれも地図らしいデザインであるのにもかかわらず、驚くことに必ず何かが描かれたアートとなっている。
例えば、上の画像は「Land of Elephant」という名のポスター。タイトルの通り、地図がそのままゾウを描いているのが面白い。
山、川、海、そして街の様子も事細かく設計されているので、まるで本物のマップを眺めているような気分を楽しめる。もちろん、地図は架空なので、どこか別の世界が描かれているようで見ていてとても楽しい。
地図の地名や国名などは、架空と本物のゾウの名前から構成されている。例えば、地名に「マンモス」があるのが読み取れるだろう。川や山などがマップ上に無数にあるのにもかかわらず、どれもゾウに関連する名前から名付けられているのが驚きだ。
まさに、架空のゾウの国をリアルに描いた作品と言えるだろう。
また、ゾウ以外にも「Land of Hummingbird」という、鳥を描いたポスターなどもある。こちらはもちろん、鳥に関する地名や国名などが細かく記されている。
ここまで想像力を使い、新しい世界を描きながらもアートに仕上げた作品は他にないだろう。その細かい地図上の設定により、地名などを細かく読んで楽しめるのはもちろんのこと、一枚のアートとしても眺めていて楽しい。
他にも様々な作品があり、オオカミや文字を描いた架空の地図ポスターも展開されている。
購入はDAU-DAWから可能で、日本への発送も可能とのこと。価格は約US40ドルであり、他のポスターが気になる人や購入を検討したい人はサイトに訪れてみることをオススメする。
他にない独特な世界観が魅力的な、個性的なポスター。地図を眺めるのが好きという人にとって、作り上げられた架空の世界観にゆっくりと浸ってみたくなるアートである。
[DAU-DAW]