大都市ではよくある、そんな住居問題。小さな部屋に高い家賃を払って暮らしている人も多い。だからこそ、そんな小さな部屋をどうにかして便利に使えないだろうか……。
そんな思いからミランの街で生まれたのが、TAAAC! APARTMENTである。イタリアのデザイン事務所であるPLANAIR Studioが壁を上手に活用して、小さな部屋を便利に工夫した、見習いたいアイディアのたくさん詰まっている部屋となっている。
PLANAIR Studioは約30平米しかない部屋を、壁にたくさんに仕組みを施すことでとても便利な空間に変身させた。部屋の素材にもこだわっており、木材とコンクリートを上手く組み合わせてスタイリッシュに。それだけでなく、ピンクや黄色などの暖色をうまく取り入れて空間を明るく仕上げている。
何と言っても、動く壁がポイントとなっているこのお部屋。壁が机にもカウンターテーブルにもなるので、勉強するときや食事のときなど場面によりお部屋を上手く切り替えることが可能となっている。
また、ベッドは壁に収納されているので、ベッドをしまえば空間を広く使うことができる。そのため収納できる折りたたみ家具などを利用して、たくさんの人を部屋に呼ぶことも可能になっている。
壁のおかげでリビングルームと上手くメリハリが出来ているので使いやすい。リビングスペース、壁で変化させられる空間、そしてキッチンとバスルームという様に、空間が使いやすく仕切られているので暮らしやすい。
さらに、お部屋には色々な形の鏡が設置されているのもポイントである。鏡があることによって、空間がより広々として見えるのも嬉しい。キッチンもバスルームもコンパクトではあるが、シンプルで使いやすいデザインが素敵だ。
こんな風に壁を上手く利用して、狭い部屋を快適な空間に変身させてくれるTAAAC! APARTMENT。東京でもぜひ活用したいユニークなお部屋である。アパートのさらなる詳細はPLANAIR Studioの公式ホームページから参照してほしい。
生活をより豊かにするために、壁の活用方法を考えたくなるアパートである。
TAAAC! APARTMENT [PLANAIR Studio]