約2年ほど前、初心者でも楽しむことができる、オリジナル小刀(ナイフ)キット「It’s my knife」をご紹介しました。大工道具の生産が盛んな金物の街・兵庫県の播州三木にて、120年以上の歴史を誇る大工道具の老舗メーカー・神沢鉄工によるものです。
今回、持ち手を削ってカスタム包丁をDIYできる「It’s my knife for kitchen」が発表されました。
2種類の包丁がDIYできる
「It’s my knife for kitchen」では、2種類の包丁を作ることができます。
ペティナイフ小ぶりで手になじみやすく、細かい作業が得意なペティナイフ。野菜や果物の皮むきはもちろん、ある程度までの大きさなら肉や魚もスライス可能です。
三徳包丁野菜のざく切り、千切り、肉の切り分け、魚のさばきまで、これ1本あればこと足りるオールラウンダー!
こだわりの素材を、好きに組み合わせる
ただ包丁の柄を自分好みにカスタマイズできるというだけでなく、生活に密着した道具として永く使うことができるよう、刃に使う鋼材や柄に使う木材にまでこだわり、職人の手でひとつひとつ丁寧に研磨しています。
鋼材は、主に職人向けの和包丁として使われ、炭素とクロムのほどよい含有量が生む硬度によって、鋭い切れ味が特徴のステンレス系「銀紙三号鋼」と、
57層からなる特殊鋼材を熱間鍛造で仕上げたオリジナルの積層鍛造鋼で、切れ味が鋭いだけでなく、しなやかで錆びにくいのが特徴的な「ダマスカス」の2種類。
木材は、耐久性・耐水性が高く、抗菌、防虫性にも優れ、古来より豪華客船や高級クルーザーの内装材や甲板材、高級家具に使用されてきた「ビルマチーク」、
水に強く、耐腐朽性を実現し、美しい木目が特徴の「サーモアッシュ」、
重硬で水に強く、最高級銘木のひとつとされている「黒檀」の3種類。
それぞれを組み合わせた6種類の中から選べます。
キットはビギナー用とチャレンジ用あり
包丁の柄は、基本の形から削っていき、誰でも簡単にマイ包丁をDIYできるビギナー用と、より自分の手に合ったものを作りたい人向けのチャレンジ用があります。
現在、クラウドファンディング「makuake」にて資金調達中で、すでに目標額を達成しています。包丁は毎日使う道具なので、自分の手になじみ、使うほどに愛着が持てるものを手に入れたいですね。
わが手になじむ至極の一本。削って作るカスタム包丁で、日々の暮らしに愛着を [makuake]