「クラフトな遊び心地」を掲げるROOMIEが、コレはワクワクする!と興奮したアイテムを定期的にご紹介していきます。
今回はモンベル 東京京橋店からお届け。
まずは、サイズから
登山においての必需品といえば、まずバックパックがあります。
でも、お店に並んでいるモノは、サイズも形や特徴も様々で、どれをどう選んだらいいのか迷いますよね……。
そこで、その人に合った選び方を、京橋店スタッフの田井さんに教えていただきました!
手軽な日帰りなら20~30Lがオススメ「ずばりバックパックは、目的で選びましょう。どんなアクティビティをするかによって容量が変わってくるので。
日帰りのトレッキングやハイキングなど、テントが要らないなら、20Lで充分ですね」
田井さんが教えてくれるとおり、一番手軽なのは20~30Lのデイパックと呼ばれるサイズ。
デイリーユースにも使えるコンパクトなサイズです。
小さい方が20L、大きいほうが30L
確かに、両方とも日帰り登山の時によくみる気がします。
泊まりの登山なら30~40L!「テントを持っていかない山小屋泊まりだとしても、水や行動食などの荷物は日帰りと比べれば増えてきます。
なので、少なくとも30Lくらいはあったほうがいいですね」
泊りがけだと持ち物も多くなりますし、30~40Lの中型ぐらいのものを選べば失敗は無さそう。
「荷物が重くなってきますから、フレームが入っているものもオススメです。
あるとないとでは、負担のかかり方が大きく変わってきますよ」
軽量なフレームですが、これがあると内部の荷物が移動中にズレたりしないので、比較的重さを感じずに背負えるのだとか。
50L以上のモノもある!「テント泊をする場合には、荷物がぐっと増えて容量が必要になってくるので、50L以上のモノを選んでもらった方がいいですね」
長期遠征に使える、80Lや100Lなどもあるそうですが、バックパックは必ずしも”大は小を兼ねる”わけではありません。
2泊3泊程度のテント泊にチャレンジするなら、50~60Lくらいのモデルからスタートするのがいいのかも。
機能もいろいろ工夫がいっぱい
サイズの次は、バックパックに備わる機能に目を向ける番です。
「ある程度サイズが決まったら、自分が欲しいと思う機能を選んでいきましょう。
たとえば、この『ガレナパック』だと、行動食や日焼け止めなどが取り出しやすい位置にポケットがついています」
頻繁に使うもの、すぐ取り出したいものにサッとアクセスできるのはたしかに便利!
カメラや携帯食料などをバックパックの奥底に入れてしまったら、大事な場面で後悔しそうです。
急な雨にあわてたくないなら、レインカバーつきがイイね!「すべてのモデルではないですが、モンベルのアイテムにはレインカバーが内蔵されているモノもありますよ
レインカバーを忘れた、なんてことも防げるので、雨中の登山をするならこうしたモデルを選ぶと良いですね」
なんと、バックパックの底にレインカバーが内蔵されている!
なくしたり、飛んでいったりしないようにくっついていますが、バックルで取り外せるので、洗濯などもイージーです。
なるべく身軽に行動したい人はコレ!「2019年春夏新商品の『アルチプラノパック』は、生地が薄くなっていて、その分かなり軽量に仕上がりました。
上部はロールタイプという、くるくるっと巻いてからバックルで留めるタイプなので、荷物へのアクセスがしやすいのが特徴ですね」
荷物が重いんですから、バッグパック自体が軽くなるのは大きなメリット。
素早く動いて、素早く荷物を取り出したい人にピッタリのモデルかもしれません。
これはプロフェッショナル向け…?この『アルパインパック』は、本体と同じ容量のアクアバリアサックと呼ばれるインナーバッグが付属しています。
非常に高い防水性を誇るので、急な雨に振られても内部の荷物を心配しなくてOKです。
「この60Lモデルなら、テント泊でも3泊4日くらいの荷物が入りますね」
「雨ブタがついていないタイプですが、別売のトップリッドを取りつけることで容量を拡張することも可能です」
こちらのトップリッドは、単体でウエストバッグとしても使えるとのこと。
同じような形状に見えても、その機能や特徴はさまざま。
自分のニーズに合った機能を搭載したモデルをちゃんと選べれば、アウトドアがもっと便利になるに違いありません。
背負い方も重要なんです!
サイズとギアの機能をチェックしたあとは、とても重要だという背負い方を学んでおきましょう。
背負い方ひとつで身体にかかる負担が少なくなるとはよく聞きますが、具体的にはどうしたらいいのか……。
そこを分かりやすくお伝えするために、身長171cmの田井さんに、50リットルの「アルパインパック」を背負ってもらいました。
腰が大事って知ってた?「まず、腰部のバンドを、骨盤を包み込むようにしっかり締めます。肩で背負うというより、腰や骨盤で背負う感じになりますね」
重みは肩や背中でなく腰にも分散させる。
ちなみに腰のバンドは、容量が大きいモノほど厚みがしっかりしています。
背中にぴったり密着させる!「次に肩のハーネスに腕を通したら、下のストラップを締めて、背中にピッタリくっつくようにします」
おお、きちんとアジャストすることで、見た目にすぐわかるほど、キュッと身体に密着するんですね……。
首のうしろも忘れずに!「そして、前のバックルを締めて、肩のハーネスが左右に逃げないようにします。
さらに、この首の後の部分のストラップも締めることで、バックパックが後ろに持っていかれるのを防止します」
「大事なのはこの背中のライン。ここがきちんと背中に沿っているかで、負担のかかり方は大きく変わってきます。
背中全体に重さを預けるイメージを持てればOKです」
なるほど、まさに文字通り「背負う」んですね。
これだけ身体にしっかり沿わせるとなると、体格によって合うモノが違ってきます。
専門家と一緒に選びましょう~
もちろん、男性と女性では肩幅などが違うので、容量の大きいモノは、男性用、女性用と分かれているモデルもあります。
これだけ容量も機能も多岐にわたると、やはり自分だけで選ぶより、目的を伝えてより自分の使い方に合ったモノを専門的なスタッフに相談するのがよさそうです。
バックパックは、アウトドアの大切な相棒です。
たっぷり時間をとって、じっくり相談して、コレだ! と納得したモノを選びましょう~。
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