今回お会いしたGinさんが、今のお部屋に決めた決め手は「何もない箱だったから」とのこと。一体どういうことなのでしょうか。
興味を惹かれ、その真意を探りに行きました。
住宅スペック:1R(27平米)
職業:不動産系
場所:大田区
家賃:非公開
築年数・形態:約30年・マンション
お気に入りの場所
自ら手がけた、キッチン横のコーヒーテーブル「昔からコーヒーを淹れるのが好きで。
内見で、このキッチンの緑のタイルを見たときから、ここをコーヒースペースにしたいな~と思っていました。自分の背丈に合わせて作ったので使い勝手も良いです」
使い勝手も良いベッド下の本棚本棚もGinさんお手製。
「ベットに腰掛けたときに、ちょうど本を取りやすいんですよね。雑誌や文庫を並べても窮屈にならないように、少し大きめに作りました」
この部屋に決めた理由
何も決まっていない、真っさらな空間「就職を機に上京が決まったので、ネットで職場に近い物件をいくつか見ていました。
その中で出会ったこの部屋の、がらんどうで、何も手を加えられていない感じにワクワクしたんです。前々から、自分で手をかけて作っていける部屋に住みたいと思っていたので」
前は賃貸のアパートに住んでいたというGinさん。スタンダードな間取りで、よくある雰囲気の部屋を「つまらない」と感じていたそうです。
残念なところ
春ですら冷たい足元「住み始めた春の時点で、材質のせいか足元の寒さを感じていて……冬はかなりキツそうです」
寒くなる前に、足元の防寒対策が必要かも。
日中でも感じる暗さ「コンクリートの壁で窓がひとつのため、日中も中々明るくはなりませんね。
これは仕方ないので、お気に入りの照明を楽しむようにしたいと思います。」
お気に入りのアイテム
BOCHやアラビアのカップベルギー王室にも取り立てられる名門磁器メーカー・ROYAL BOCHと、北欧を代表するテーブルウェアのブランド・ARABIAのカップは、デザインが好みでお気に入りなのだとか。
「お気に入りのカップがあることで、コーヒータイムがより楽しめるんです。」
海外の蚤の市で購入した品々旅行が趣味だというGinさん。
「旅先では、現地のマーケットや蚤の市へ積極的に参加するようにしています。それぞれに思い出があるので、どれが1番とかは決められないですね……。」
お気に入りのアイテムと余白がセンス良くディスプレイされた棚が、印象的でした。
個人的には、こちらのルームスピーカーのデザインが特にツボで「ほしい……!」と痺れてしまいました。
krank marcelloのライト以前、福岡で購入したkrank marcelloのライトです。雰囲気はもちろん、高さが調整出来る機能面が気に入っています。
暮らしのアイデア
ものは増やしすぎず、管理できる範囲に収める「良いと思ったものしか買わないようにしていますが、購入後に、やっぱり必要ないと感じたものは、すぐにメルカリ等で売ります。
部屋にあることが把握できるくらいのモノに囲まれて暮らすのが、ちょうど良いんです」
空間の密と疎を意識すること空間が窮屈にならないよう、余白や抜け感を意識して、インテリアを配置したり、ディスプレイを並べたりしているようです。
コツは密に集中させる空間と、何も置かない空間を分けること。
消耗品は木箱などにまとめて収納し、目につかないように工夫されていました。
これからの暮らし
床は無垢材に統一して、足元に温かみを「底冷えするので、フローリングを無垢材に変えたいと思っています。今の住まいはもちろん、今後どこかへ引っ越した場合にも、床は無垢材に統一したいですね」
アンティークな雰囲気を大事にしつつ、利便性も追求「今の好みの雰囲気は保ちつつ、暮らしやすさを追求するためにホームテックを取り入れる予定です。
古いものや、思い入れのあるアイテムは大切にしつつ、暮らしを快適にしてくれる、新たなテクノロジーも上手に取り入れていくことで、理想の住まいに近づけられたら。」
まだ始まったばかりのGinさんの「理想の部屋づくり」。この部屋にGinさんが手をかけることで、冬、春、夏、秋と、どのように変化していくのでしょうか。
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