といっても尾田さんはもともとROOMIEの2代目編集長であり、現在は事業統括プロデューサーを務める方なので、今のROOMIEのことを知り尽くしている方の復帰となります。
明日を生きる喜びが、少しでも見つかる場所に
さて、2017年からディレクターを経て編集長として2年関わったROOMIE。
加入当初は月間で50万人ほどだったユーザー数も、11月には史上最大の350万人と7倍に。
特に、わざわざ「お気に入り」をして読みに来てくれる読者の皆さまが、10万人から100万人へと10倍にも増えてくださったことは望外の喜びです。
もちろん、読みに来てくださる方々のモチベーションはさまざまなはず。たとえば、部屋のコーディネートの参考のために来て下さったり、欲しいモノを探しに来て下さったり……。
ただ、どんな時も、どんな方にも、ボクがROOMIEを通じて提供したかったことはただ1つ。「明日を生きる喜びを、少しでも見つける」ことです。
寝室を取材された記事でも述べさせていただいたのですが、やはり大人になると、人生の80%は大変なことや辛いことだとボクは思っています。
でもだからこそ、何か1つでいい、明日をワクワクして生きるための「小さな原動力」が欲しい。
たとえばそれは、座るだけで高まるチェアであったり、着るだけで嬉しくなるセーターであったり、冬のキャンプで飲むホットワインや、洒落っ気を削がない収納ボックスだったりするのかもしれない。
いずれにせよ、「あ〜……! コレ最高じゃん! 欲しい!」とか、「こんな風に暮らしたい!」とか、エキサイトして明日を生きることが楽しみになるような場所を作りたい。
そんな想いでこの2年間、やってきました。もし、これを読んでいるあなたが、そんな風に思ってくださっていたならばボクはとても嬉しいです。
これまで支えていただいた読者のみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。引き続きROOMIEをよろしくお願い致します。
尾田さんに編集長としてのバトンをお戻しした後の、また新たな魅力を見せてくれるROOMIEの未来が、心から楽しみです。
それでは、新編集長・尾田さんからのコメントをどうぞ。
(野田翔)
編集長ふたたび。「身軽」なライフスタイルを届けたい
こんにちは。尾田です。ROOMIEの事業統括プロデューサーという立場で、あまり表に出ない形でこのメディアをサポートしてきましたが、今回、編集長職に再び戻ることになりました。
「再び戻る」としたのは、もともとROOMIEの二番目の編集長を努めさせて頂き、そもそもこのメディアを立ち上げた時から関わっていたメンバーでもあるからです。
野田くんが語っている、“明日をワクワクして生きるための「小さな原動力」”を提供し続けてきたことは、ずっとROOMIEというメディアの根底に流れていて、引き継がれてきたコンセプトだと思います。インターネット上のコミュニケーションはどんどん進化して、素晴らしいものになってきていますが、僕たちが実際に多くの時間を過ごすのは“家”ですし、本当のワクワクするような幸せはこうした現実に存在する“場と仲間(ROOMIE)”にきっとあります。
そんななか、野田編集長のもと、個性溢れる部屋を持つ仲間を訪問取材する「みんなの部屋」や、実際にライターさんが使っているモノをレビューする「マイ定番スタイル」といった“ROOMIE編集部のリアル”が感じられる企画に注力して、人気を呼んできました。
僕はそんなテイストを大切にしつつ、よりいっそう「(実はここにストレスを感じていたけど)こういうのあったら便利だよね」とか「(どっちにしようか迷っていたけど)こういうやり方もありだよね」といった、ライフスタイルにある種の「身軽さ」を求める世代の価値観やニーズを提供していければと思っています。
これからのROOMIEを楽しみにしてください。どうぞよろしく。
(尾田和実)