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今、モンベルが推すレインアイテムはこの2つ。意外なチョイスながらも、脱帽ものでした
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今、モンベルが推すレインアイテムはこの2つ。意外なチョイスながらも、脱帽ものでした

2020-06-24 14:00
    家の中でも外でも、対策することだらけな梅雨シーズン。ROOMIEでは、繋がりのあるさまざまなメーカーやブランドに、「コレが今年の梅雨に役立つ!」と、自信を持って勧められるアイテムを2つに絞って紹介してもらいます。

    1つでは心細いけれど、3つでは迷ってしまう。その間である2つのアイテムには、どんなモノが選ばれるのでしょうか?

    外出自粛期間が終わりを迎えたと思った矢先に、始まった梅雨。

    新型コロナウイルスによるStayHomeな毎日から地続きとなる今年の梅雨は、例年と比べて感じるストレスも大きくなりそうです。

    今回は、そんな梅雨を少しでも楽しく過ごすためのアイテムを探しに、ROOMIEでも人気のある日本のアウトドアブランド・モンベルへと足を向けました。

    モンベル側から取材先に指定されたのは、海でも山でもなく……なんと大都会・六本木! こんなところに店舗なんてあったかな?と思いつつも、取材陣は六本木ヒルズ内の建物の中へ。

    すると、六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ地下1階に、6月1日よりオープンしたモンベル六本木ヒルズ店の入り口が見えてきました!

    入り口から見ただけでも広大さが伝わる店内。一体今日はどんなアイテムと出会えるのか、ワクワクが止まりません。

    1つめのアイテムは…

    商品を紹介してくださるのは、モンベル六本木ヒルズ店の佐久間店長。柔和な雰囲気をお持ちですが、釣りに関しては一家言あるベテランです。

    そんな佐久間店長が1点目に選んだのは、こちらの袋状のアイテム。パッと見、何に使うのか検討もつきません。何が入っているのでしょうか?

    アイテムを手に取りながらそんなことを考えていた矢先、佐久間店長がおもむろにベビーキャリアを着け始めました。

    モンベル「ポケッタブル ベビーキャリア レインカバー」2,400円(税別)

    実はこれ、モンベルのポケッタブルベビーキャリアの上に被せて使う、「レインカバー」なんです。ちょっとした買い物などの外出時に赤ちゃんを雨から守り、風まで防いでくれる便利なアイテムとなっています。

    なるほど、ベビーキャリア(抱っこひも)と組み合わせるアイテムだったのですね!

    GORE-TEXの高性能ジャケットなどが出てくるかと思いきや、赤ちゃん向けのレインカバーという意外なチョイス。

    モンベルのポケッタブルベビーキャリアはROOMIEでも過去に紹介したことがあるのですが、今ではどんどん売れ行きが伸びているヒット商品なのだそう。

    そして、今年の春夏新商品として発売された「ポケッタブルベビーキャリア レインカバー」は、ベビーキャリアをさらに機能的な存在へと変貌させるアイテムなんです。

    シンプルに使えて安全面にも工夫アリ

    装着方法はいたってシンプル。

    まずはベビーキャリアの肩紐部分に、レインカバーのクリップを挟みます。

    そして後ろのバックルをカチッと留めれば……

    これで完成! 拳ほどの大きさだった袋が、赤ちゃんをやさしく包み込み、冷たい雨や風から守ってくれるディフェンダーへと早変わり。

    カバーの素材はモンベル自慢の強化ナイロン。基本的には傘を差したまま使うことが想定されていますが、撥水加工も当然のごとく施されているとのこと。

    パッカブルの偉大さ

    最初の姿を見れば分かることですが、この「レインカバー」は、折りたたむことで携帯性が向上するパッカブルアイテムでもあります。

    収納するときは、まず全体を広げるところから。

    次に、収納袋の幅に合わせて、レインカバーを内側に折りたたんでいきます。

    そうして端からパタパタとたたんでいくことで、付属の収納袋にスッとしまうことができますよ。

    実はレインカバーの収納袋は、ベビーキャリアのメイン収納部のサイズに合わせて作られているんです。そのため基本的にはずっとここにしまっておいて、必要なときにサッと取り出して使っていただけたらと思います。

    単純にパッカブルなだけでなく、組み合わせて使うアイテムにもしまう場所が用意されている親切設計。

    ゲリラ豪雨などはその名の通り、いつ何時降ってくるかわからないことも多いので、しまいっぱなしにしておけるのは確かなメリットだと思います。

    ベルトひとつにこんな工夫も!

    撥水性と携帯性を両立するこのアイテムには、安全面での配慮も隠されていました。

    子ども用の商品のため、安全面には特に気を遣っています。バックルやクリップを薄くすることで子どもがケガをする危険性を減らしたり、どこかに挟まってしまうことを防いだり……。特にこの長さ調節ベルトも、安全面を考慮した工夫を加えているんですよ。

    ブラブラしがちな調節ベルトですが、先についているゴムバンドのおかげで余ったベルト部分を縛ることが可能になります。

    こうしておけばどこかに挟んでしまうリスクが減るため、移動中の安心感がぐんと増すことでしょう。この機能、大人用のリュックにもほしいくらいです。

    レインカバーの次は…

    今回の企画は2つに絞って梅雨対策アイテムを紹介してもらうもの。

    レインカバーに続いて佐久間店長が紹介してくれたのは、子ども用の「レイントレッカーKid’s」。

    またまた子ども用のアイテムとは、意外や意外。モンベルに子ども用アイテムがここまで充実していたことをはじめて知りました……!

    男女兼用で、サイズは100cm-120cmのものと130cm-160cmの2種類が展開されているこちらのウェアに、どんな工夫が隠されているのでしょうか?

    普段の通学から本格的な登山まで

    防水性に関しては、モンベル独自の素材であるドライテックを使用しています。耐水圧は20,000mm以上となっているため強い雨の日でも活躍してくれますよ。

    また、それだけではなく高い透湿性も兼ね備えているため、水を通さないのに中は蒸れない快適さを実現しています。普段の通学から本格的な登山までマルチに活躍してくれるレイントレッカーです。

    モンベル「レイントレッカーKid’s」サイズ100-120 7,900円(税別)、サイズ130-160 8,900円(税別) 

    子ども用のものでも、ここまで本格的な作りなら価格もそれなりにするのでは?と思いきや、なんと上下セットで1万円を切るという、モンベルらしい価格設定が。

    大人用であればジャケットだけで1万円を超えてしまう商品もあるため、このコストパフォーマンスは感動モノです。リーズナブルだからこそ、家族や兄弟で揃えやすいのもポイントだと感じますね。

    やっぱり細かな工夫がたくさん

    さきほどのレインカバーと同様に、この「レイントレッカーKid’s」にも、子ども向けならではの工夫がいたるところに施されていました。

    まずは夜間の移動時に安心な背面リフレクター。雨の日は視界がとても悪いので、リフレクターの有無は車や自転車から見たときの視認性に大きく影響するパーツです。

    フード部分には、悪天候時に雨風の侵入を防いでくれるドローコードによる絞りがついているのですが、ポイントはそれが内側に配置されていること。

    なぜ内側なのかというと、ここもレインカバーのベルトと同様に、安全面を考えているから。ドローコードが外に出てしまっていると、どこかに挟んでしまう危険性があり、それを回避する手段なのでした。

    子どもの成長に合わせて丈を調整できる

    学校の制服を選ぶときにも言えることですが、すぐに大きくなる子どもの成長を考えたとき、少し大きめのサイズを買いたくなるのが親心。

    その点に関して「レイントレッカー」は、パンツの裾に入っているゴムを使うことで、丈の調整を可能にしています。

    引き出したゴムを180°ねじって輪っかをつくり、その輪っかに足をくぐらせることで、好きな位置に裾を留めておく仕組み。

    子どもの成長に合わせて買い直す頻度が減ることや、お店でのサイズ選びに頭を悩ませることから解放されるのは、子どものいない僕からしてみてもストレスフリーであることは明らか。

    レインカバーにも言えることですが、モンベルのキッズアイテムには“使う人の目線になって商品を作る”という、職人気質な想いが細部に宿っていることを感じさせられますね。

    上下セットでパッカブル

    もうお約束なんじゃないか、と思ってしまいますが、当然のようにこちらもパッカブル仕様となっています。

    収納するときは、まず袖を折りたたむところから。

    そして下の方から丸めていき……

    専用の収納袋にスッポリ。ジャケットのみならずパンツも一緒に入りきるので、普段はまとめてしまっておくと場所をとらずに済みそうですね。

    カバンに忍ばせておくにも、パッカブルだと持ち運びがとにかく楽になるので、このお約束は大歓迎!

    雨の日でも外を楽しむお手伝いを

    今回ご紹介いただいたレインカバーとレインウェアは、いずれも子ども向けのアイテム。

    数あるモンベル製品の中で「梅雨を快適に過ごすアイテム」として、なぜこの2つをチョイスしたのか、佐久間店長はこう話します。

    新型コロナウイルスの影響でなかなか外に出られず、ご家族や子どもたちもストレスを感じていたかと思います。そして外出自粛が緩和されたと思いきや、すぐに梅雨がやってきてしまったので、こんな雨の時期でも、大切な外での時間を家族みんなで楽しく過ごしてもらえるように……といった気持ちを込めて、あえてこの2つのアイテムを紹介しました。

    また、年々子ども向けのアイテムは増えていますが、これだけ幅広く取り扱っていることを知らない方も多いんですね。そのため、今後も大人だけではなく「子どもと一緒に外に遊びに行きたい」と思っている方のお手伝いも続けていけたらと考えています。

    自粛期間が終わったあとにやってきた梅雨に対して、ポジティブな感情を抱くことは簡単ではないかもしれません。しかし、何かひとつのアイテムを生活に取り入れてみるだけで雨の日の過ごし方が快適になると、梅雨へのスタンスも少しだけポジティブな方へと変わってくるような気がします。

    6月1日にオープンし、今回取材に伺ったモンベル六本木ヒルズ店。たくさんのアウトドアギアに囲まれ、何時間も居続けてしまえそうな店内で感じるのは、アウトドアへの欲求と、心の開放感。

    アウトドアギアが欲しいときに限らず、普段の仕事の帰り道にも何気なく立ち寄ってみたい、お気に入りの1店となりました。

    モンベル 六本木ヒルズ店
    住所:〒106-0032東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ 地下1F
    電話:03-6804-1381
    営業時間:11:00~21:00
    ※6/24(水)まで、11:00~20:00に時間短縮して営業しています。

    ポケッタブル ベビーキャリア レインカバー
    レイントレッカー Kid’s 100-120
    レイントレッカー Kid’s 130-160
    [モンベル]

    Text by 門岡 明弥
    Photographed by Kaoru Mochida

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2020/06/629332/
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