• このエントリーをはてなブックマークに追加
好きなものを好きなだけつめこんだ理想の部屋。1SLDKの開放的な家で猫と恋人との暮らし(神奈川県)|みんなの部屋
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

好きなものを好きなだけつめこんだ理想の部屋。1SLDKの開放的な家で猫と恋人との暮らし(神奈川県)|みんなの部屋

2020-12-04 14:00
    穏やかな街並みが続く、神奈川県のとある街。

    からっと気持ちいい秋晴れの日、猫とパートナーと一緒に暮らすマルヤマハルナさんのおうちにお邪魔しました。

    名前(職業):マルヤマハルナさん(介護職)、ほまれさん(自営業)
    場所:神奈川県
    面積(間取り):68㎡(1SLDK)
    家賃:15万円
    築年数:33年

    Instagramでも生活のようすを発信しているハルナさんは、いつもすみずみまで暮らしを楽しんでいるのが伺えます。

    その秘訣はどこあるのか、聞いてみようと思いました。

    お気に入りの場所

    憧れが詰まったキッチン

    お料理が好きだというハルナさん。Instagramでもしばし目にする食事の様子は、どれもあたたかくおいしそうなものばかり。

    そんなこともあってか、キッチンにはとても愛着があるのだとか。

    「やっぱり私は、キッチンが大好き。

    前に住んでいた家はカウンターキッチンだったのですが、もっと狭かったので収納もなくて……。

    いまは収納もたっぷりあって、作業台も広くて使いやすいのでお気に入りです」

    「カゴが好きで、こうやってキッチンにも飾るのが夢でした。

    換気扇の上に飾るアイデアはInstagramでフォローしている方がやっていて、かわいいなと思って参考に。

    カゴはナチュラルキッチンやTODAY’S SPECIALなどで購入したもの。中にはドライフラワーが入っています」

    なるほど、この場所はたしかに盲点かも。

    部屋の大部分を占めるキッチンだからこそ、小さな工夫で居心地のいい空間になりますね。

    リビングの一角にある不思議な寝室

    広いリビングの一角には、小上がりのようなスペースが。

    実はこちらが1SLDKのSの正体。和室みたいな、不思議と落ち着く空間です。

    「もともと寝室として作られた部屋ではないのですが、あえてここにベッドを入れてみようかって。

    襖もあって、閉じられるようになっています。床には琉球畳が敷いてあるのですが、なにか敷こうか考え中」

    そして気になる、寝室の入り口にある“おかえり”の4文字。そういえば、お邪魔したときに玄関でも見たような……?

    「これはハンドメイド作家さんがひとつひとつ木を彫って作っているウッドピンなんです。

    細いピンで簡単に刺すことができるので、賃貸でも大丈夫。ひとり暮らしのときから一緒に過ごしてきたアイテムですね。

    私はセットになっているものを選びましたが、オーダーもできるみたい。表札のように使っている方もいるそうです」

    入り口から見たリビングの風景

    部屋に踏み入れた瞬間、驚いたのはリビングの開放感。

    大きな窓からやわらかな日が差し込むリビングの風景が、特にお気に入りなのだと語るハルナさん。

    「前の家が狭かったこともあり、広いリビングにずっと憧れがありました。

    リビングにベッドを置くのって抵抗がある方もいると思うんですが、あえて置いたのもそんな理由から。

    食事はダイニングテーブルで食べて、くつろぐときはソファで。寝落ちしてしまうこともしょっちゅうあります(笑)」

    それぞれのスペースがある作業部屋

    ふたり暮らしだからこそ、それぞれが好きなように過ごせる居場所を設けることって意外と大切。

    仕事や何か作業をするときは、お互い自分のスペースで進めることにしているのだとか。

    「ここはお互いの作業部屋。彼は仕事で使ったり、私はドライフラワーやピアスを作ったり。

    家で仕事をすることも多いので、プライベートの空間としっかり分けたくてこの部屋を作りました」

    「無印良品の収納ボックスとあわせて買ったイケアのラックは、1,200円くらいとすごく安かったけどお気に入り。

    これからドライフラワーやグリーンを増やしていこうかなと企み中です」

    この家に決めた理由

    猫と一緒に暮らせること

    4ヶ月前にお迎えしたという猫のこむすびたろうくん、通称こむちゃん

    「前はもっと都心寄りに住んでいたのですが、仕事もどんどんリモートになり、わざわざ都心に住まなくてもいいんじゃないか?と考え直して。

    お互いの職場へのアクセスを考え、このあたりで物件を探していました。ただペットOKの物件はたくさんあるのですが、猫は不可のところが意外と多くて。

    いろいろ条件を入れて検索したら、自分たちの希望と合うのがこの家しかなかった……(笑)」

    備え付けの収納が多い

    「とにかく物が多いので、収納は必須。

    この家はウォークインクローゼットが3つもあって、そんなところも決め手になりましたね」

    残念なこと、気になるところ

    ガスコンロではなくIHコンロ

    「コンロが2口以上あるのは希望通りだったのですが、本当はガスコンロがよかったというのが、正直なところ。

    IHは火加減がむずかしいイメージがあったのでちょっと心配でした」

    駅から少し遠い

    「駅から歩いて6〜7分ですが、暮らしてみるともう少し近かったらよかったなと思うことはあります。

    あとは強いてあげるなら、玄関の床が少しダサかったり、洗面台の高さがやや使いにくかったり、細かいところかな。

    でもどれも慣れてしまえば気にならなくて、全体としては大満足の家です」

    お気に入りのアイテム

    パンを焼く用の網とガスコンロ

    最近買ったというバルミューダのオーブンレンジやまな板など、キッチンはお気に入りアイテムの宝庫のよう。

    とっておきを聞いてみると、迷いながら教えてくれたのがこのふたつ。

    「どうしてもパンはコンロで焼きたくて、そのために最近買ったのがこの網とガスコンロ。と言っても実はまだ使えていないのですが……(笑)。

    ガスコンロは非常時にも使えるし、ひとつ持っていると安心です」

    砂糖と塩のキャニスター

    「キッチンの小物は木の材質など統一感が出るようにこだわっています。

    このキャニスターは楽天市場で買ったもので、砂糖と塩でそれぞれ色の組み合わせを自分で選べるんですよ。

    Instagramでもどこで買ったのかよく聞かれるアイテムかも」

    ダイニングのライトとテーブル

    インテリアのポイントになる照明は、リビングや寝室などすべて違うものをセレクトしているハルナさんたちのお部屋。

    なかでもダイニングのライトはアンティークな雰囲気抜群で目をひきます。

    「このライトは、古道具ショップから取り寄せたもの。シェードがガラスで金具やコードが黒のものがどうしても欲しくて探したんです。

    寝室など他の部屋のライトは前から使っているものですが、ダイニングだけはこの家にあわせて新しく買いました」

    「テーブルも引越しを機に新しく買い換えたのですが、これもハンドメイド作家さんにオーダーして作っていただいたもの。

    前はアイアンと木の組み合わせでインテリアを揃えていたけれど、雰囲気を変えたいなと思い、明るくてナチュラルな木を選びました」

    暮らしのアイデア

    扉のリメイクとりんご箱収納

    細かいものが多くなりがちのキッチン収納は、生活感を出しすぎないのがむずかしくて悩みの種。

    なにかと物が多いというハルナさんですが、収納の秘訣は……?

    「この戸棚はもともと上も下も扉がついてたんですけど、なんでこの部屋にこんな色?っていうようなレモン色で(笑)。

    部屋の雰囲気から浮いてしまうので、扉を取り外しました」

    「りんご箱収納をずっとやってみたくて、細かいものの収納に活用しています。

    キッチン下にはIKEAで買ったワゴンを置く予定だったのですが、サイズ的に入らず……。でもりんご箱を入れてみたらぴったりでした」

    同じ種類のアイテムで揃える

    “好きなものを好きなだけ”が部屋作りにおいても、人生においてもテーマだというハルナさん。

    たしかに物の多さが不思議と気にならないどころか、逆にひとつひとつが素敵に見えるような。

    「ごちゃっとしているけど統一感があるのが好きで、そんな雰囲気を目指しています。

    大きいものは木で揃えたり、布系のものは色を揃えたり……。細かい部分だと収納は全部カゴにしたり、吊るすフックも統一したり。同じ種類のアイテムで揃えているのが工夫といえば工夫かな」

    「変に整理整頓されたおしゃれさよりも、どちらかと言うと利便性を重視していて。

    全部が手を伸ばせば届くような、使いやすいけどまとまっているような“見せる収納”を心がけていますね」

    これからの暮らし

    取材中も、仲睦まじくお話される様子が印象的だったおふたり。

    たとえば、どちらかはリビングで、どちらかは作業部屋で、お互いの気配を感じながら過ごすのが理想のかたちなのだそう。

    「部屋探しをしていたとき2階建の賃貸なども検討したんですが、ちょっと寂しいというか。

    できれば広い空間のなかで、お互いの声が届く範囲での暮らしはこの先も続けたいなと思っています」

    部屋の随所には、おふたりの思い出が

    「あとはやっぱり、人が集まる家にしたいですね。

    基本的には家具なども、誰かが来ることを想定してあえて大きめのサイズを選んでいるんです。

    おしゃれすぎると気を張ってしまうので、これからも適度な生活感は残しつつ、また来たいって思ってもらえるような落ち着く家にしていきたいな」

    ハルナさんとほまれさん、そしてこむちゃんの2人と1匹暮らしはまだ始まったばかり。

    「インテリアの趣味でぶつかることは?」と聞いてみると「意外とぶつからなくて、むしろそこの相性がいいからうまくいっているのかも」という答えが。

    買い物中なども「これよくない?」「わかる!」なんて会話がよく繰り広げられているのだとか。

    似ているけれど個性のあるそれぞれの価値観が重なり合って、どんなふうに暮らしが続いていくのか、これからも楽しみです。

    Photographed by Kayoko Yamamoto

    あわせて読みたい:

    作れるものは自分たちで。限られたもので新しくカタチにするアウトドア好きカップルのふたり暮らし(中野坂上)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)

    古道具と薪ストーブ、畑仕事を愛する若夫婦が建てた、北アルプスが一望できる戸建て(長野県松本市)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2020/12/673183/
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。