プチ贅沢がしたくて、鹿児島名物「しろくま」をお取り寄せしてみた話。想像以上に幸せだった… ギズモード・ジャパンより転載。
快適な服は、QOLに直結する。
ウール=冬に着るもの、この考えはもう古いです。近年は「メリノウール」というメリノ種の羊から取れる羊毛が注目されていて、メリノを専門とするブランドもあるし、ユニクロやワークマンなどもメリノウールウェアを手掛けています。
メリノウールは保温性や調湿機能に優れており、汗冷えが危険に直結するアウトドアやスポーツなどのウェアに積極的に採用されてきました。それがこのごろは一般的なウェアにも普及してきていて、価格もこなれてきました。
数年前、僕はハイキングを始めたことでメリノウールの素晴らしさを知りました。いろんなブランドのメリノ系ウェアを試してきましたが、中でも特にオススメしたいのが「Smartwool(スマートウール)」ってブランドです。
価格、機能、使いやすさのバランスがよく、メリノデビューにもうってつけだと思ってます。ちょいと語らせてください。
smartwool(スマートウール) メンズ メリノスポーツ150ティー SW61054 ブラック S 6,954 Amazonで見てみる !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
ウールなのに暑くないの?
メリノウールあるあるとしてよく聞かれるのが「夏にもウール着るの? 暑くない?」という質問。結論から言うと、一般的なコットンのTシャツとそう変わりませんし、生地の厚み次第ではコットンよりもはるかに通気性が良いです。
さらに吸湿性も高く、よく汗を吸いよく発散してくれます。コットンのシャツは汗ジミが長く残ったりしますが、メリノシャツはコットンほど汗のベタ感を感じることはありません。これがアウトドアウェアとして重宝されてるゆえんですね。僕は寝間着としても着ています。
そして、防臭効果の高さも特徴。例えばキャンプや登山では何泊も着替えずに過ごすことがありますが、化繊に比べてメリノは圧倒的にニオイがしません。特にメリノの靴下はこの効果が抜群で、僕はメリノ靴下ばかり履くようにかってから靴が無臭になりました。もちろん個人差はあると思いますが、体臭や汗臭を気にする人は、ぜひ一度試してほしい!
一方でデメリットもあります。ひとつはメリノウェアは価格がちょい高めな点と、天然素材ゆえ虫食いや毛玉が発生する点。ただ、後者に関してはSmartwoolの場合かなりマシなので、それも使いやすさの理由です。
例えばこの「メリノスポーツ150」の素材は、メリノウールが56%、ポリエステル44%となっています。化繊を配合してるおかげで、メリノ100%のウェアに比べると虫食いや毛玉になりにくいわけです。こうしたメリノ+化繊のウェアは、多くのメーカーから出ています(パタゴニアのキャプリーン・クール・メリノ、モンベルのスーパーメリノウール M.W.など)。
ちなみに僕が持ってるメリノ100%のウェアは、ほぼ漏れなく虫食いで穴が空いてます(メリノウェアの穴はフェルティングで修復可能)。メリノ100%は着心地や吸汗性も抜群ですが、高価だったり管理が大事だったりで、軽率に買うのが難しい…。アウトドアメインだけでなく普段着でもガシガシ使うなら、化繊配合でも十分OKだと思ってます。
メリノのシャツはいろんなアウトドアブランドから発売されてますが、Smartwoolのシャツはグラフィックの種類が豊富で普段使いしやすいのと、価格の手頃さでオススメです。2日程度は洗濯しなくてもニオイが気にならないので、何着か持っておくと梅雨時期や旅行などにも便利ですよ。
メリノ100%の着心地を体験してみたい人は、メリノの老舗icebreaker(アイスブレーカー)のシャツを試してみるのも良いかと。僕も持ってますが、サラっとした着心地はクセになるはず。シーズンごとにカラーが変わるので、そこを楽しむのもヨシ。
サラサラの足裏が一日続く、メリノ靴下
先ほど、メリノの靴下を履くようになってから靴が無臭になった話をしましたが、シャツよりも価格が手頃なので、先に靴下でメリノデビューするのもありです。メリノの靴下はほんっとに快適で、これに慣れると3足990円の世界には戻れなりますよ…! 今回は実際に使っているSmartwoolの「PhDランウルトラライト ローカット(写真上部)」と「PhDランライトエリート ローカット(写真下部)」を紹介します。
人の足裏には大量の汗腺があり、多い日は一日に200ml(コップ1杯!)もの汗をかきます。その水分を受け止めるのが靴下ですが、帰宅すると靴下がベッタベタになった経験、誰もがあるでしょう。あるいは靴下がもう保水しきれず、足裏全体がベタベタになったり。
ここで活きてくるのがメリノの特徴である吸湿性。足裏の水分が素早く吸湿されるので、おはようからおやすみまで足裏のサラサラ感が持続します。足裏の不快感って、もう逃げようがないじゃないですか。あの不快感がなくなるのを実感したことで、メリノの性能を信頼するようになりました。
アウトドアメーカーが取り扱う靴下は主に厚みごとに用途が分かれていて、薄手なものはランニングや普段着用として、厚手のものはロングハイクや雪山向けとして販売されています。薄手のものであればこうしてサンダルの中に履いても圧迫感がありません。外は暑いけど屋内は冷えるこの季節、素足ではなく靴下を履いておくと温度変化による冷え対策にもなりますよ。
モデル名は忘れたんですけど(おそらくもう販売終了してるはず)、こちらは中厚手のハイク用靴下を裏返したもの。足の疲れを軽減するため、かかとから爪先にかけてクッションが入っています。フカフカ靴下は温かいしクッション性もあるし、秋冬にかけては積極的に履きたくなる一足ですね。
メリットいっぱいのメリノ靴下ですが、欠点はやはり毛玉ができやすい点。洗濯する際は裏返すなど一工夫してあげると良きです。製品寿命は一般的な靴下よりも長いため、メンテナンスしつつ大事にしていきましょ。
同じインナーつながりで、メリノのアンダーウェアも超オススメです。汗やニオイをなかったことレベルに抑えてくれるので、キャンプや車中泊などにうってつけ。プレゼントにも程良い価格です。
価格、デザイン、そして快適さ。Smartwoolのウェアはこれらのバランスが良く、日々の快適さを引き上げてくれること請け合いです。あなたの素肌に、メリノウールを。
icebreakerの「メリノウール100%Tシャツ」もこの夏にオススメの1枚!
夏こそ普段履きしたいicebreakerの「メリノウールソックス」は、調温に調湿、匂いも抑えられてメリットがたくさんだよ。
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text by ヤマダユウス型