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“まるで飛行機”な巨大ヴィンテージカーに乗って、キャンプライフを満喫! シボレー「K5ブレイザー」
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“まるで飛行機”な巨大ヴィンテージカーに乗って、キャンプライフを満喫! シボレー「K5ブレイザー」

2022-09-03 14:00

    Photographed by Motoki Adachi

    たった15分で「本格スパイスカレー」が完成。鶏肉メインでつくってみたよ

    以前、連載「みんなの部屋」に登場し、グリーンのうっそうとした趣味全開の住まいを見せてくれた佐々木龍平さん。久しぶりに連絡してみると、結婚し、あらたな場所に引っ越し、キャンプにハマって……、と暮らしがめまぐるしく変化している様子。

    2年半前に手に入れた愛車の存在もまた、そこに紐づいているようです。

    お名前(職業):佐々木龍平さん(IT系企業 企画)、晴香さん(IT系企業 開発)
    愛車:シボレー/K5ブレイザー
    購入価格:約200万円(中古)
    愛用歴:2年半

    キャンプを楽しむツールとして

    ブオッゴゴゴゴッ、というものものしい音とともに、巨大な躯体を左右にゆらしながらずんずん到着した一台の車。まさかこれに?と戸惑いながら眺めていると、果たして運転席から降りてきたのは龍平さん。「あっついですね……!」と、そこには4年前と変わらない笑顔がありました。

    先日公開されたばかりの映画『デイ・シフト』でジェイミー・フォックスが乗っていたのもシボレーでしたが、屈強なバンパイアハンターとは似ても似つかない、柔和な龍平さん。そのギャップにのっけから持っていかれます。

    いっぽう、助手席から降りてきたのは妻の晴香さん。ほかでもない彼女が、シボレー購入を後押しした張本人だとか。

    見た目が気に入って。(晴香さん)

    3年ほど前、とにかく大きな旧車がほしくて探していたところ、偶然出合った一台だったといいます。

    そもそも車を買おうと思うに至ったきっかけは、キャンプに頻繁に出かけるようになったことがひとつ。

    写真提供:佐々木さん

    キャンプ好きの友人がまわりにたくさんいて、彼らに連れられて行くうちにすっかりハマってしまったんです。キャンプギアも揃えるようになったら、積み下ろしも面倒だし、『車が要るね』という話に。(龍平さん)

    趣味を全力で楽しむためのツールとして、車に食指がのびたってわけです。

    こだわりがないから選べた一台

    大きな旧車を探していた龍平さんですが、もともと欲しかったのは、ジープの「グランドワゴニア」。高級SUVの元祖ともいわれるモデルで、キャンプ好きにもファンの多い一台です。

    ただ、待っていてもなかなか出てこないし、メンテナンスもかなり面倒だと聞いて……。(龍平さん)

    そうして諦めかけていたところ、ひょんなことから出合ったのがシボレー「K5ブレイザー」でした。決め手は?と聞くと、「ひとです」と、意外な答え。

    相談していた車屋さん(「城南ジープ」)がとても良い方で、『このひとが勧めてくれるなら』と選んだのが正直なところです。(龍平さん)

    ひとえに、「このひとから買いたい」という気持ち。

    荷物の積み下ろしは、リアゲートを開けて、ダルトンのラダーを使っておこなう。SAなどでは、簡易の休憩スペースにもなりそう!

    僕には、知識もこだわりもないんです。たとえば家具だってそうで、だから有名デザイナーのものより、名も無い個人作家さんのものを好んで買うことのほうがはるかに多い。

    信頼できるひとの紹介、というのも少なくないですね。使っているキャンプ道具はMuracoが多いのですが、それも最初は友人の勧めから入って、店舗に行って話を聞いてくれたスタッフさんが、信頼できるひとだったからハマっていった。(龍平さん)

    知識やこだわりのなさを受け入れ、ひとに頼りきることで、自分にとって最適なモノを見つけ出す。そのしなやかな心持ちが、愛車との出合いも導いたようです。

    内装も乗り心地も、まるで飛行機?

    そんな龍平さんが唯一こだわった条件は、とにかく巨大な車であること。「デカイに越したことはないですから!」と確信めいて話す口ぶりには、「みんなの部屋」でホームシアターについて語っていたときの話を思い出します。

    深い意味はないんですけどね(笑)。『大は小を兼ねる』的な感じで、単純に、キャンプ道具も一気にたくさん運べますし。(龍平さん)

    その巨大さは目に明らか。とくに、ボディの幅広さ、タイヤの大きさ、地面からグイッと浮いた車高の高さも、そのインパクトに拍車をかけます。

    タイヤの変更やリフトアップは、前のオーナーが施していたカスタムらしく、龍平さんはそれをそのまま購入したかたち。

    『この車を選ぶなら、こうしたいな』と描いていた理想にドンピシャでした!(龍平さん)


    理想通りだったのは、内装についてもしかり。純正のメーターパネル以外は、「飛行機のコックピットみたいなデザインが、気に入っています」とこちらも太鼓判を押しながら、同じく前オーナーによるカスタムをそのまま生かしてあります。

    ステアリングはレカラ製。いちど外れてしまったロゴを適当に戻したら、斜めのまま固定されてしまったとか。

    そうして迷いなく購入に踏み切った車でしたが、巨大なことはもとより、旧車であることによる扱いにくさを感じることも、当然ながらあるそうです。

    タイヤが大きいうえにリフトアップしてあるので、運転中は、乱気流に襲われた飛行機みたいに激しく揺れるんです(笑)。僕らは慣れてしまいましたが、友人を乗せるときは、車酔いは大丈夫か、かならず聞くようにしています。

    当たり前ですが、古いのでとにかく大事に乗らないといけません。バックするときやドライブにギアを入れるときは、その都度、ちゃんと止まってから操作しないといけない。思った以上に繊細な乗り物です。(龍平さん)

    車の横にテントを張って

    キャンプライフは、より充実しています。一番最近行ったのは、西湖のほとりにある『ノーム』というキャンプ場。乗り入れ可能なキャンプ場を選んで、車の横にテントを張ってゆっくり過ごすのがとにかく気持ちいいんです。(龍平さん)

    趣味のキャンプをきっかけに、信頼できるひとを経由して出合い、「デカイに越したことはない」という龍平さんの物欲をしっかり満たした、理想の愛車。

    なにもかもが理想通りとはいえず、じゃじゃ馬的な扱いにくさもあるようですが、持ち前の笑顔で向き合う佐々木さん夫婦。一筋縄ではいかないからこそ、乗れば乗るほど愛着も湧いていくに違いありません。

    北米でも愛された国産車、スバル「レガシィアウトバック」。

    キャンプ三昧の日々を支える、トヨタ「ランドクルーザー80」。

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2022/09/869945/
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