電子レンジで温野菜を手軽に。シリコンカバー「DuoCover」を使ってみた
Photographed by 飯田あゆみ、mirasora
ライフハッカー[日本版]より転載。
2023年1月14日の記事を再掲載しています。
オーブンレンジで「スチーム調理」ができるのは、限られた機種だけだと思っていませんでしたか？ 私は思っていました。
なので、我が家のオーブンレンジは、主に温め機能しか使っていませんでした。前夜の残り物を温めるとか、買ってきたお惣菜を温めるとか。
でも、こちらの「Duo Cover」を使えば、手軽にスチーム調理ができるというのです。しかも、便利な機能はこれだけではないとのこと！ 早速お借りして試してみました。
狭い台所でも場所をとらない工夫
「Duo Cover」は、広げると直径28㎝高さ10.5㎝、けっこう場所をとる大型サイズです。比較のためにiPhoneXRをおいてみましたが、サイズ感、イメージできますでしょうか？ いくら便利でも、我が家のように狭いキッチンを工夫して使っていると、まず悩むのが収納スペースの問題です。
ところが「Duo Cover」は、その点、とても考えられていて、ぺたんと折りたたんで、庫内の天井部分にマグネットでくっつけておけるのです。ナイスアイデア。
たしかにレンジでしか使わないものは、レンジの中に収納しておけばいいんですよね。使う人の事情まで配慮されていて、ありがたい製品です。
庫内の汚れを防止するしくみ
さらに、いいなと思ったのが、「ラップいらず＆飛び散り防止」を実現しているところ。我が家では、しばらく前から、市販のラップの代わりにシリコンラップ（上の画像）を使っていました。
シリコンラップは、使い捨てではないので節約にもなり、ありがたい商品です。
でも、ラップ同様に容器を密閉して使うので、汁気の多いものを加熱すると発生した蒸気でラップが外れてしまい、庫内に飛び散ってしまいます。これが、何とかならないかと、ずっと思っていました。
「Duo Cover」なら、容器を密閉せずに加熱するので、汁ものが飛び散っても汚れはカバー内だけに納まります。お掃除の手間がぐんと減って、楽になること間違いなしです。
スチーム調理を可能にしたモイスチャーロック機能
「Duo Cover」のすごいところは、このモイスチャーロック機能です。シリコン製の4枚の羽根で、カバー上部の穴をふさいでいるという単純な構造ですが、使ってみて驚きました。
この柔らかな隙間から入り込んだ水が、カバー内部で高温のスチームになり、素材を調理してくれるのです。
これまで、レンジで作る温野菜は、パサついてしまい、あまり美味しいと思えなかったので、面倒でも蒸し器を使うようにしていました。
ところが、「Duo Cover」で作った蒸しニンジンは、本来の甘みを存分に引き出していて、しかもしっとり、最高の美味しさでした。
「キャロットケーキは、庶民に砂糖が買えなかった時代に、甘みをくわえるためにニンジンをすりおろして入れたのが起源だ」という話を読んでも「ニンジンのどこに甘みなんてあるの？」と思っていたのですが、これは甘い！
適切な水分コントロールの元で作られる温野菜サラダって、こんなにおいしかったんですね。蒸し器より、私はこちらを推したいです！
レンジ掃除の時間とお金の節約にもなり、さらにおいしさもついてくる「Duo Cover」。
当然のことですが、BPAフリーで食品衛生法で認められた安全なシリコン素材でできているため、家族の健康も守れます。
使い捨てラップという石油製品を使わないことで資源の枯渇を防ぎ、海洋プラスチック汚染のすすむ地球環境を守ることに貢献もできるという、一石六鳥なプロダクトですね。
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