ライフハッカー・ジャパンより転載:

朝7時、朝食をつくる余裕がある時間に目覚めたことにニンマリです。「さて、何をつくろうかしら。そうだ、アボカドトーストにしよう」。

でも、そこで困ったことになりました。アボカドをナイフでカットしてみたら、どう見ても熟し方が足りなくてゴムみたい…。

こういった経験が皆さんはあるかと思います。こんな時はどうしたらいいのでしょうか? 別のアボカドを使うにしても、この未熟なアボカドをどうするかです。

切ってしまったアボカドを熟成させる方法

残念ながら未熟なアボカドを急に完熟させることはできませんが、だからと言って捨てる必要もありません。実はカットしたアボカドをラップで包むだけで、アボカドは熟していきます。

Cook’s Illustratedによると、アボカドは丸ごとでも半分にカットしたものでも、熟成を司る酵素の働きが残っているため、追熟していくそうです。

アボカドが熟していくプロセスは、アボカドの果肉を柔らかくする酵素の働きに大きく依存しているのです。

米Lifehackerでシニアサイエンスリサーチエディターを務めるPaul Adamsさんは、ペクチンメチルエステラーゼなどの果実中の酵素が、細胞壁のペクチンを変化させて細胞の構造をゆるめ、アボカドを柔らかくすると説明しています。

しかし、この場合、必ずアボカドをラップで包んでください。そうすることで、アボカドの乾燥を防ぎ、エチレンガスの発生を抑え、クリーミーな緑の果肉が酸化して茶色くなるのを防げるからです。

アボカドをラップで包んだら、キッチンカウンターに置いて室温で追熟させるか、冷蔵庫に入れましょう。カウンターに置いた方が熟すのが早く、遅くとも4日で完熟しますが衛生面や細菌の繁殖には注意してください。

冷蔵庫に入れると1週間以上遅れますが、安全性は高くなります(食品安全の専門家は、細菌の繁殖を防ぐため、カットした野菜や果物はすべて冷蔵庫で保管することを推奨)。

そもそもアボカドの熟度をどうやって確認したらいいのかわからないという方には、Cook’s Illustratedがヘタで確認するという定番の方法をおすすめしています。

ヘタが簡単に外れて、その下に緑色の果肉が見えたら、食べごろです。

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Source: Cook’s Illustrated, America’s Test Kitchen

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