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都内近郊から引っ越し。キッチンや収納に工夫が光る築36年2LDKの二人暮らし(埼玉県)
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都内近郊から引っ越し。キッチンや収納に工夫が光る築36年2LDKの二人暮らし(埼玉県)

2023-11-19 13:30

    Photographed by tsubottlee 埼玉県の北部、田園風景が広がる落ち着いた場所に、今回お邪魔したmauさんとパートナーが暮らす住まいがあります。

    お名前(職業):mauさん(会社員、ナチュラルフードコーディネーター)
    場所:埼玉県
    面積:60㎡、2LDK
    家賃::6万円
    築年数・築36年
    住宅形態:マンション
    間取り図(編集部作成):

     

    埼玉県出身のmauさんは慣れ親しんだ地元や一人暮らしをしていたエリアから離れ、新しい暮らしをスタートさせました。

    「古いものや愛着のあるものを型にはめず、生活に合わせて心地よい空間になるよう柔軟に変えていった」というmauさん。それは一体どんなお部屋でしょうか。


    ■目次
    1. この部屋に決めた理由
    2. お気に入りの場所
    3. お気に入りのアイテム
    4. 残念なところ
    5. 暮らしのアイデア
    6. これからの暮らし

    この場所に決めた理由

    料理が楽しめる、広く明るい部屋

    mauさんが以前住んでいたのは、県内でも都心に近いエリア。利便性が高い反面、部屋の広さに対しては窮屈と感じる部分もあったそう。

    「都心から離れると、部屋の広さも希望が十分叶うくらいおうち選びの幅が広がりました。特に部屋探しの際に優先したのはキッチンです」

    「料理が好きなのでガスコンロが二口以上あることを第一条件にしていて見つけたのがこの部屋。

    家賃にしては広いし、食卓までの動線がイメージしやすかった点も決め手の1つになりました。また、窓が大きく日当たりがいいため、どの場所でも植物を育てやすいところも気に入っています」

    お気に入りの場所

    日々の料理がより楽しみになるキッチン

    キッチンは、もともとの設備や設計に合わせて、DIYや道具の工夫でさらに気持ちよく使える空間になっています。

    なかでもお気に入りなのは、パートナーが作ってくれた調味料棚。

    「調味料を集めるのが好きで元から多く持っていたのですが、収納に困っていたんです。そこで彼に相談したら作ってくれて。幅や置くものに合わせて設計してくれたので、とても使いやすくなりました」

    DIY以外にも、キッチンが日々心地よい空間になるよう、コンロのまわりには物を置かないように意識しているそう。

    「調理中の汚れが気になるので、上に出しているものはすぐ使うものだけにしています。

    調理スペース以外では、手の届きやすい収納を意識しています。

    誕生日プレゼントでもらった食器棚は上下2つに分けて使えるんです。なので、使用頻度の高いグラスや器はキッチン近くに、低いものはダイニングテーブル近くに置いて導線を整えました」

    使い勝手も収まりも良いリビング収納

    キッチンと同様、リビングもスッキリとした印象です。そんなリビングで収納アイテムとして使っていたのが、自由度の高いりんご箱。

    「一人暮らしの時から使っていたりんご箱を楽天市場で追加購入し、リビングの収納スペースにしました。テレビ台として使ったり、本棚や紙類をまとめた収納ボックスとして使ったりして、幅広い用途で利用しています」

    買いすぎた分は、以前「みんなの部屋」に登場してくれたcomooさんに譲ったのだとか。使い勝手がいい分、自分だけでなく他の方にも喜んでもらえそうですね。

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    お気に入りのアイテム

    食に興味を持つきっかけになったワイングラス

    お気に入りのアイテムとして紹介してくれたのがFOOD FOR THOUGHT(フードフォーソート)で購入した「蓋付きのワイングラス」。食への関心を高めるきっかけになった大切なグラスといいます。

    実際に作ったプリン(写真提供:mauさん)

    「昔から料理をするのは好きだったのですが、食器を見て“何かを作りたい”という感情が芽生えたのがこのグラスでした。

    初めて見たときに、『このグラスを使ってプリンを作ってみたい』と思ってウイスキーを使ったプリンを作ったんです。蓋付きで香りを閉じ込めてくれて、想像通りのものを作ることができました」

    リペアしたリネンカーテン

    窓が多く、日当たりのいい部屋の雰囲気をさらに柔らかな印象にしていたのがリネンのカーテン。新品の既製品ではなく一つ一つがサイズもデザインも違うものでした。

    「古着屋さんを営む彼が買い付けたものを修繕して使っています。長さやリペアによるほつれ具合も違うため、風が入ってきたときにそれぞれのカーテンが異なる表情を見せてくれるその景色が好きなんです」

    残念なところ

    夏になると聞こえるカエルの大合唱

    部屋の窓から広がる田園風景は、心落ち着く穏やかな景色であるとともに、自然の近さを象徴するもの。いまでこそ気にならなくなってきたものの、最初は外からの音に驚いたとmauさんは話します。

    「住み始めの頃は、夏場のカエルの声が大きくて驚きました。ただ慣れてくると生活音のように気にならないものになりましたね。都会の暮らしにはない、開放感ある景色にホッとさせられることの方が多いと思います」

    暮らしのアイデア

    かごを使って収納を考える

    部屋の各所で使われていたのが大小さまざまなサイズのかご。購入時にはあえて用途を決めず、収納が必要になった際に考えるのだそう。

    「心惹かれるかごに出合ったときはもちろん、何かまとめて収納したい時にどのかごを使おうか見繕う時間も楽しいです。日常的に使う布巾やお菓子入れ、趣味の裁縫道具入れなど幅広く使っています」

    好きで購入したかごを使えるのはもちろん、収納するものにピッタリのかごが見つかったときは、パズルのピースがはまるような気持ちになりそうですね。

    ​​古道具が馴染む色使いを意識する

    愛着のある家具やアイテムを揃えた部屋だからこそ、それぞれが最大限生きる部屋づくりも大切にしているるmauさん。

    「家具や小物は住まいに馴染む木製を選ぶよう心がけています。木の色味は深いものが好きなので、できるだけ揃えているんです。家電は可能な限りモノトーンで統一して、主張すぎないようにしています」

    これからの暮らし

    寛げる空間を増やしながら、理想の暮らしをめざしたい

    無理をせず、少しずつ自分たちがいいと思えるものを大切にしている部屋づくり。現在の部屋も理想の暮らしに向けてより良い空間になるよう進めている最中だと話します。

    「キッチンまわりや生活するうえで必要なものは揃ったので、より寛げる空間を作っていきたいと思っています。

    いま使っているカリモクのソファは、彼が一人暮らしで使っていたもので足が伸ばせないんです。なので、3〜4人掛けの幅が広いものや、オットマン付きのもので、ゆったり過ごせるようなものを迎えられたらなぁと」

    「将来的には、集合住宅ではなく、広い庭のある平屋で暮らしたいと思っています。

    家庭菜園をして、採れたての野菜やハーブで料理を作り、広いアンティークのテーブルを大切な人達と囲んで過ごす。そんな生活を憧れにしながら、料理にも暮らしにも日々向き合っていきたいですね」

    自身の感性を大切に、日々の生活を楽しんでいるmauさん。

    暮らしのなかで育まれた感性や得られた知見が、今後どんな形で大切な人たちに届けられていくのか。これからも変わっていくであろうmauさんの暮らしぶりを再び聞ける日が楽しみです。

    レイアウトは自由が一番。築60年の「賃貸だけどDIY可能な古民家平屋」で愛犬と始めた夢の“鎌倉暮らし”(神奈川県鎌倉市)

    「片付けすぎない」ことで実現する、懐かしくもあたたかい2DKのUR団地暮らし(東京都)

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2023/11/1071369/
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