Text and Photographed by 野口羊

BUSINESS INSIDER JAPANより転載:

歯ブラシだけでは、どう頑張っても口の中の汚れを取り去ることは難しい。

しかし歯磨きのたびに、たっぷり時間をかけて歯間ブラシやフロスでケアできる程の余裕があるわけでもない。

どうにかいい方法はないものかと考えていたときに、知人からおすすめしてもらった「ジェットウォッシャー」が気に入って、もう2年ほど使い続けている。

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お風呂で使えるジェットウォッシャーが正解だった

パナソニック ドルツ ジェットウォッシャー  EW-DJ54 税込1万4800円(購入時価格)

それがこのパナソニックの「EW-DJ54 」だ。現在は後継機のEW-DJ55が販売されているが、仕様に大きな変更はない。

ジェットウォッシャーとはその名の通り、水流で歯や口腔内の汚れを洗浄する器具のこと。

大型のタンクに水を貯めるような製品も多いが、これは比較的コンパクトなコードレスのモデルになっている。

強烈な水圧に驚く

使い方はシンプル。

タンクの給水口から水を入れ、電源ボタンを押すだけだ。

水圧レベルは、ボタンで5段階調整できる。

最初に使ったときに何よりも驚いたのが、水圧の強さだった。

コンパクトなモデルなので、シャワーをちょっと強力にしたぐらいの水圧で汚れを洗い流す程度のものを想像していた。

しかし実際は、慣れるまでフルパワーでは使えないぐらいのすごい勢いで、ノズルから水が飛び出してくる。

公式サイトを見ると、超音波ノズルの効果で気泡を作り出し、それが弾ける際の衝撃波で汚れを落とす仕組みなのだとか。

試しに水流を風呂場の壁に当てて見ると、水が勢いよく当たり、その衝撃で霧吹き状になった水が周囲のかなり広い範囲にまで広がっているのが見て取れた。

これが歯の表面や歯間に当たると考えると、汚れがしっかり取れるのも頷ける。

フルパワーで使用すると、歯の表面だけでなく、歯の隙間や歯茎との間にまでグイグイ水が入り込んで来る。

実際の使用感としても、歯ブラシでは磨ききれない部分の汚れをしっかり落とせている感じがする。使い終わったあと、とてもスッキリして気持ちが良い。

防水性が高くお風呂で使える

使用時の問題として、強い水流で口腔内を洗い流すため、かなり気をつけて使わないと周囲に水が飛び散ってしまうことが挙げられる。

正直な感想としては、一般的な洗面所で使うのであれば、水圧レベルを弱めに設定する必要があると感じた。

しかし本体はIPX7等級とかなり防水性が高く、お風呂で使用しても全く問題ない。

自分は入浴時に使うことで、いくら水が飛び散っても問題がない状態で、フルパワーの水圧で使うのが日課になっている。

こうすることで、気兼ねなく口の中全体を丸洗いするような感覚で使えるし、入浴と同時に口腔内のケアを完了できてしまう。毎日のルーティンの中にもストレスなく取り入れることができている。

充電や洗浄も簡単

本体は充電式で、付属のスタンドに置くだけで充電することができる。

バッテリーは充電せずに何度も連続で使えるほど大容量ではないが、スタンドに立てるだけなので、ストレスなく毎回の使用後に充電することができている。

また底面は裏蓋がまるごと外れるようになっており、タンク内部の洗浄もしやすい。

この手のアイテムは、充電や洗浄などのケアに手間がかかると途端に使わなくなってしまいがちだが、その点も全く問題ないのがありがたい。

ストレスなく歯磨き以上のものを習慣化させてくれた、口腔ケアの正解アイテムだった。

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