撮影：松木潤（主婦の友社） 食料品の値上がりが続いていることもあり、大好きなパンやお菓子をおうちで簡単につくれたら……と思うようになりました。
そこで手に取ったのが、吉永麻衣子さんの著書『ホットケーキミックスや小麦粉で はじめてでも失敗しないかわいいお菓子&パン』（主婦の友社）。
初心者には難易度高めのパンづくりも、炊飯器を使えば超カンタン。内釜のなかで生地をまとめるので、洗い物も出ないし、手も汚れないんです。
おしゃれな「オリーブトマトパン」は、チーズやワインと相性抜群！ 気軽なおもてなしにもぴったりですよ。
発酵1回。炊飯器で焼くイタリア風「オリーブトマトパン」
＜材料（5.5合炊きの炊飯器1台分）＞
トマト生地
＜つくり方＞
1. 炊飯器の内釜にAを入れ、しゃもじでざっとまぜる。Bを加え、粉っぽさがなくなってまとまるまでよくまぜる。
2. オリーブは輪切り、サラミは4等分に切って加え、まぜる。オリーブ油をかけて生地の表面にまとわせる。
3. 炊飯器にセットし、「保温」スイッチを押して40分おく。生地が2倍にふくらんだら発酵完了。
4. 「炊飯」スイッチを押す。
5. でき上がり。
（『ホットケーキミックスや小麦粉で はじめてでも失敗しないかわいいお菓子&パン』93ページより引用）
こねずにまぜるだけ。「ふわもち」パンが手間なく完成！
つくってみて感激したのは、炊飯器の内釜内ですべての工程が完了するという合理性。
しかも、こねずにしゃもじで生地をまぜるだけなんて……これ以上カンタンにパンを焼く方法は、なかなかない気がします。
発酵も1回でよく、炊飯器の「保温」モードで40分ほど置いておくだけで、丸くまとめた生地が内釜いっぱいに膨らんでくれました。
焼き上がりは「ふわもち」の食感で、蒸しパンとフォカッチャのいいとこどりという感じ。トマトの香りとオリーブ＆サラミのコンビネーションも絶妙！
レシピでは5.5合炊きの炊飯器が使われていますが、筆者の家の3合炊きサイズでも上手に焼けました。発酵や焼き上がりは、ご自宅の炊飯器の様子を見ながら加減してみてくださいね。
［ホットケーキミックスや小麦粉で はじめてでも失敗しないかわいいお菓子&パン］
縦切りバナナがドーン！とのった若山曜子さんの「バナナブレッド」
粉をこねるのは2分でOK。フライパンでふかふかパンが焼けるよ
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