Photographed by AikoShibata
「皮革製造メーカーが抱える、高品質ながら世に出ることのないデッドストック革を愛着の湧くモノへ」をテーマに、数々のアイテムを手がけてきたプロジェクトの最新作がmachi-yaに登場しました。
今回のアイテムは「本革ショルダーバッグ」。デッドストック革の質感はもちろんのこと、サイズにもこだわり抜いたアイテムということで、この記事で詳しくご紹介したいと思います。
注目したのは、「世に出ることのない」革たち
プロジェクト誕生地である兵庫県たつの市は、動物の皮から革を作る国内有数の産地です。このプロジェクト誕生の理由は、皮革産地特有の知られざる事情にありました。
革を作る人や企業をタンナーと言いますが、タンナーは、何度も試作を重ねながら発注者であるメーカーの要望を叶えていきます。試作の度にサンプル革が生み出されるわけですが、これらは革としての品質は十分でありながら、販売することも捨てることもできず、デッドストックへ…。
タンナーの元に残された大量のデッドストック革に目をつけたのが、このプロジェクトでした。
新作はショルダーバッグ
最新作「本革ショルダー」バッグは、過去のプロジェクト同様、デッドストック革の中でも衣料品用の軽くて柔らかい革を使ったアイテムです。革の軽さを活かすべくあえて裏地は使っていません。
代わりに、ケバ立ちを抑える特殊加工を施しているため、快適に荷物を入れられます。こうした工夫によって本革バッグとは思えない軽さを実現しています。
こだわりのサイズ感に注目
ロングラスティングなデザインを基本に、今回のショルダーバッグも、性別やスタイル、流行に左右されにくいデザインになっています。
数ある特長の中でも、特にサイズ感にご注目を。
最近は小さなショルダーバッグが流行っていますが、小さすぎて入れたいものが入りきらない場合もありますよね。一方こちらの「本革ショルダー」は、使いやすさを重視し、大きすぎず、小さすぎないサイズを追求しています。普段使いから旅行までさまざまシーンでの活躍できるサイズを目指しました。
利用頻度の高い500mlのペットボトルも収納可能です。また、内側と外側に1つずつポケットがあり、貴重品やバッグの中で迷子になりやすい小物を分けて収納できます。単なるシンプルなバッグかと思いきや、なんて気の利いたバッグなんでしょう。
デッドストック革が愛着あるアイテムへ
革には普段からたくさんお世話になっているものの、私たちの元へ届くまでの過程を知る機会はなかなかありません。こうして皮革産地の事情や「本革ショルダー」開発のストーリーに触れると、アイテムに対し一層強い愛着が湧いてきますね。
カラーは4色をベースに、このプロジェクトならではの楽しいセレクト方法もあります。気になる方はぜひプロジェクトページでチェックしてみてください。下記のリンクからアクセスいただけます。
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