Photographed by 田中宏和
なるほど、これがナノバブルの効果!
ところで、私は自転車通勤しているのですが、泥よけが付いていない自転車で雨上がりの道路を走行すると、シャツやパンツに落ちにくい泥汚れが付いてしまうのが、ちょっとした悩みになっています。アレって予洗いが大変なんですよね…。
そんな中、繊維のすき間に入り込める「ナノバブル」を発生させるアダプター「アワラッシュ」について知る機会があり、ちょっと気になっていたところ、サンプルをお借りできることに。
特許取得済みの “0.000078mmナノバブル発生装置”「アワラッシュ」を使うと、洗濯の汚れ落ちレベルがアップするというのですが、いったいどれほどの実力なのか。
さっそく実験してみました。
古くなったインナーシャツを醤油で汚す
泥汚れより、醤油が飛び散って服を汚すほうが一般的だろうと思い、実験にはこいくち醤油を使いました。
筆でシャツの生地に醤油を塗り、30分ほど放置し、4つの条件でつけ置き洗いします。
ナノバブル水+洗濯洗剤 ナノバブル水のみ 水道水+洗濯洗剤 水道水のみひと目で結果が分かるように、数字を書いておきました。
それぞれ該当の番号を、上記の条件別に水溶液を作った桶の中に入れます。
できるだけ厳密に条件を合わせるために、すべて水の量は正確に1リットル、洗濯洗剤は規定の希釈にしておきました。
つけ置きして10分後の様子が上の画像。
少し見にくいと思うので、それぞれ拡大して汚れの様子を分かりやすくしたのが下の画像です。
(1)のナノバブル水+洗剤は、1という数字の画数が少ない分、ちょっと得している気がしなくもありませんが、ほとんど目立たなくなっています。
押したり揉んだりせず、ただ漬けただけでこの状態なので、正直かなり驚きました。
(2)のナノバブル水のみは、全体にまんべんなく色が薄くなっている印象。
写真では分かりにくいですが、汚れは浮いてきているので、押したり揉んだりしなくても水から引き上げただけで流れていきそうな状態です。
これに対して(3)の水道水+洗剤は、右下あたりに汚れが偏るように集まっているのが見えます。
さすがの洗剤パワーで、しっかり汚れを浮かせて取り除いている様子が分かります。
意外に健闘しているように見える(4)の水道水のみですが、醤油の濃い部分はそのままでは少し色残りしそうな感じ。軽くでいいので、押し洗いしないと落ちない状態でした。
界面活性剤である洗剤は、繊維と汚れの間に滑り込むように入っていくことで汚れを浮かします。(1)と(3)で、何もしていないのに(実際には、わずかに対流が発生しています)汚れが移動していたのは、洗剤のおかげということですね。
ナノバブルは繊維のすき間に入り込めるほど微小な泡ですが、洗剤とは汚れに対するアプローチが異なり、汚れを浮きやすくしてくれるまでという印象でした。
忘れがちですが水はそもそも万能洗浄剤なので、汚れが浮きやすくなれば、相応に汚れが落ちるということになります。
洗濯洗剤+ナノバブル水が最強
長くなりましたが、要するに洗剤はやっぱりスゴい。
ナノバブル水は洗剤に代わるものではなく、汚れ落としをレベルアップするための補助ツールという結論で間違いないと思います。
正直、このナノバブル水を発生させるのに10万円を超えるような機器を購入しなければいけないというような話なら、積極的にはオススメできませんと書くところです。
でも、数千円の小さい部品を給水栓にかますだけのカンタン設置ということなら、面倒な予洗いを省ける可能性がある、あるいはナノバブル水で予洗いすることで時短できるというメリットのために導入するのはアリだと思います。
シャワーヘッド用のアダプターも
「アワラッシュ」には、シャワーヘッド用のアダプターもラインナップされています。こちらも、シャワーヘッドとホースの継ぎ目にかますだけでカンタンに設置可能。
今回実験に使ったのは、このシャワーヘッド用アダプターで生成されたナノバブル水です。
頭皮をしっかりケアしておきたい人から、化粧落としを時短したい人まで、役立てることができるでしょう。
0.000078mmのナノバブルを発生させる「アワラッシュ」は、machi-yaにてプロジェクトを公開中です。詳細は下記リンク先ページから。
特許技術!家の洗濯機・シャワーが気になる汚れを落とすナノバブル洗浄に進化 8,272円 特別割引 約20%OFF machi-yaで見る !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.head.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")