撮影:岡崎健志 数ある野菜のなかでも出番が多い「玉ねぎ」。急いでいると皮むきやカットが地味に面倒だと思っていましたが、とある本と出会って人生が変わりました。

『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』(KADOKAWA)で紹介されていたのは、くし形切り、薄切り、丸ごと──などなど、使いやすい状態にカットして冷凍するというアイデア。

この技で、苦手だった「飴色玉ねぎ」が10分でできるようになったんです!

冷凍すると甘みアップ、火も通りやすく時短に

(本書32ページより)


下準備はカンタンで、お好みの形にカットした玉ねぎを冷凍用保存袋に平らに入れて、冷凍庫で凍らせるだけ。保存の目安は約1ヵ月です。

本書によると、冷凍によって玉ねぎの細胞が壊れるため、すぐに火が通り、味も染み込みやすくなるのだそう。しかも嬉しいことに、甘みまで増すのです。

冷凍玉ねぎなら「たった10分」で飴色に

そんな「冷凍玉ねぎ」の実力に驚いたのが、おうちカレーに欠かせない「飴色玉ねぎ」をつくったときでした。

<「飴色玉ねぎ」のつくり方>

(本書33ページより)


1. まずフライパンで溶かす

薄切りの冷凍玉ねぎをサラダ油を熱したフライパンに入れる。玉ねぎは保存袋の中でかたまりをほぐしてから入れるとよい。ふたをして強火で2~3分加熱して溶かし、ふたを外して木べらで炒める。


2. 焦げてきたら水を足す

玉ねぎが焦げてきたら水大さじ1を加え、焦げをこそげ取り玉ねぎに絡ませるようにして炒める。火加減は強火のままでOK。玉ねぎが飴色になったら完成。生の玉ねぎからつくる時は数十分~1時間ほどかかるところが約10分で完成!

(『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』33ページより引用)

今までいろいろな「飴色玉ねぎ」の時短術を試してきましたが、個人的にはこの方法がベスト。

リアルに10分ほどで均等に色づき、とろっと見事な「飴色玉ねぎ」が完成したんです。

丸ごと冷凍してもいろいろ使える

本書ではこのほかに、玉ねぎを「丸ごと」冷凍するテクニックも登場します。

(本書33ページより)

皮をむき、上下を切り落として1cm弱の深さの十字の切り込みを入れ、1個ずつラップで包んで冷凍庫にイン。

(本書33ページより)

凍ったまま鍋で煮ると、甘くてトロトロな「丸ごと玉ねぎのスープ」になるとのこと。これなら大量に玉ねぎが手に入ったときも、おいしく食べ切ることができそうですね。

目からウロコの冷凍術が満載の一冊。食材をムダなく活用したいとき、ぜひ参考にしてみてください。

ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!

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