そんな災害に備えるための、まるで現代版箱舟のような建物があるそうなんです。ロシアの建築事務所によって設計されたこの建物「Ark」は、洪水にも耐えることができ、さまざまな気候や地震が多く起こる地域でも構築することができるのだそう。
アーチ状の木材や鋼鉄ケーブルによって、強度が保たれており、ガラスより軽く、より耐久性が強い透明な特殊箔で覆われています。
また、風力、太陽光、水力、地力などを十分取り入れることができる設計がされているので、建物内に水や酸素、電気を貯めながら、独立したエネルギー供給をすることができるのだとか。
そして、底の部分は水に浮かぶことができるデザインになっているため、洪水などが起きても、この建物自体が移動可能となります。
環境に大きな負荷を与えず、持続可能な建物というわけですね。
地球のために、私たちの考えや生活を改めていくことはもちろん、このような災害に備えた建物を準備しておくことも必要かもしれません。
Ark [inhabitat]