「ラ・ジャポネーズ」をはじめ、ボストン美術館所蔵品より厳選された絵画・版画・素描・写真・工芸など、約150点が紹介されます。
モネは日本に魅了されていたという事をご存知でしたか?
浮世絵を熱心にコレクションし、フランスの邸宅に日本庭園を築くほどでした。
クロード・モネ《ラ・ジャポネーズ》1876年
この「ラ・ジャポネーズ」ほど、モネの日本趣味を描いた作品は無いと言われています。背後や床面にさまざまな団扇、手に扇を持ち日本の着物を着たモネの妻、カミーユ。抜刀する武者などが立体感に刺繍されたいかにも日本的である朱色の着物を纏い、わざとらしいまでの芸者風なポーズをとり、観る者を挑発するかのごとく、笑みを浮かべ見つめています。
この展覧会開催にあたり、ボストン美術館ではモネの「ラ・ジャポネーズ」の本格的な修復作業中だそうです。
「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」
2014年6月28日〜9月15日:世田谷美術館
2014年9月30日〜11月30日:京都市美術館
2015年1月2日〜5月10日:名古屋ボストン美術館