美術展といえば、その多くは静かな雰囲気の中で絵画や芸術作品を楽しむもの。通常は「走らない」「触らない」「さわがない」が、美術館のルール。
だけど、好奇心の塊である子どもたちは、そんな美術館の中だって、走りたい、おしゃべりしたい、そして、いろいろなものに触りたいんですよね。
そんな子どもたちに朗報です! なんと、走ってOK、触ってOK、はしゃいでOKの美術展『オバケとパンツとお星さま展』が、2013年9月8日まで、東京都現代美術館で開催されていますよ。
『オバケとパンツとお星さま展』は、幼児から小学生までの子どもたちが主なターゲット。子どもを象徴する言葉「オバケ」「パンツ」「お星様」をキーワードに、5人(組)のアーティストの作品で構成されています。
ゼロゼロエスエス《変身コーナー「ひとついつもとちがうわたし」》2013年 [参考図版] 撮影:四十物 義輝
変身コーナーでは、ひげをつけたり、不思議なオブジェをまとうことができ、いつもとは違った姿で、展覧会をめぐることができます。
デタラメ星座協会《デタラメ星座群》のためのイメージ 2013年
デタラメに星をつないで星座を作ることができる場所、たくさんの額縁が並び、何かが起きそうな「トラフのオバケ屋敷は“化かし屋敷”」など、触ったり、感じたり、ビックリしたり、笑ったりしながら、楽しむことができそう。子どもたちの新しい顔を発見できるかもしれません。
マナーを気にして「美術館に行くのは、子どもがもう少し大きくなったら」なんて、諦めているパパやママもリラックスして展示を楽しめますね。もちろん、大人だけの観賞もOKです。9月8日までなのでお早めに。展覧会情報はこちらからご確認ください。
さあ、創造の翼を広げて、子どもも大人も、楽しんじゃいましょう!
オバケとパンツとお星さま展[東京都現代美術館]