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「置き畳」でおうちの和モダン革命!
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「置き畳」でおうちの和モダン革命!

2012-09-01 23:30
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    ■沖縄のホテルで垣間見た、「畳」の良さ

    初めての沖縄旅行を満喫した両親の土産話で印象的だったのが、宿泊したタワーホテルの部屋がおしゃれで快適で新鮮だったという話。お値段お高めの部屋だったのかな? と単に思いきや、大満足だったと言わしめたその正体は、沖縄らしい「琉球畳」の存在でした。


    「ザ・ビーチタワー沖縄」の部屋の写真を見ると、どっしりとしたソファが主張する洋室に、足の伸ばせる琉球畳のスペースがあり、何とも言えぬ居心地良い空間が存在しています。北国に住む両親にとってこの琉球畳は、とても斬新に映ったのでしょう。さらに、見た目のインパクトが大きかったのはもちろん、やはり畳でくつろぐことができたのは、とてもうれしかったようです。


    ■「置き畳」は身近なインテリアに!

    この琉球畳の例に見るように、「純和室」に縛られない畳の使い方は、畳そのものをわれわれにもっと身近に、魅力的に感じさせてくれます。特に最近は、このような「半畳」サイズの「置き畳」の種類が増えたことから、畳がモダンで手軽なインテリアツールとして広く認知されるようになりました。おしゃれな和テイストの部屋づくりは、置き畳をフックにさまざまな可能性が広がりつつあります。





    ■畳っていい!そんな「畳回帰」派が急増中!?

    しかし、畳を「居心地の良いものであり、おしゃれでもある」とはっきり認識するためには、ある一定の経験が必要不可欠かもしれません。例えば筆者のように、畳+押し入れがある「のび太」風の部屋で幼少期を過ごした人間は、進学など親元を離れて一人暮らしをするというようなとき、得てして「フローリングの部屋」というものに強い憧れを抱いてしまいます。洋風の板張りの部屋に覚えるスタイリッシュ感。それは都会のオトナ気分に満ちたあふれた、ある種の希望、そのものなのです。

    そんなフローリング生活を渇望し、満喫していたはずの自分が実家に帰省した際、あのちょっとダサいと感じていた畳の部屋に、得も言われぬ居心地の良さを感じてしまった衝撃は、忘れられないものです。畳ってこんなに居心地のいいものだったのか、と。





    板張りと違って寝転んでも痛くないし、カーペットとも違ってゴミや落ちた髪の毛なんかが目立ったりべたつくこともないし、とにかくごろごろしたり足を伸ばしてくつろぐにはうってつけ!なんだ、畳、最高じゃないか、と。あらためて気づくわけです。しかしその良さを再認識しても、すぐに和室派に寝返るわけではありません。機能面、インテリア性など、フローリング・畳双方のさまざまな良さを痛感してしまったがゆえ、その落としどころに頭を悩ませます。

    そして間もなく、こんな結論を出してみたりします。「やっぱり基本フローリングっていうのは外せない。でも畳でくつろぎたい。だったらそこに置き畳という形で、畳のコーナーをつくってしまおう。むしろ、それっておしゃれだし」たぶんこれが、よくある「畳回帰」のパターンかと思われます。


    ■部屋の雰囲気と居心地をいっぺんに変える魔法のツール、「置き畳」の良さとは。

    そのようなわけで、数年前からわが家でも置き畳を愛用していますが、その良さとは具体的にどういったものか、ご紹介します。





    1.部屋の表情が豊かになる!
    アジアンなエキゾチックさや、タイルのようなポップさ、和の寡黙さなど、さまざまな表情を見せるので、飽きがきません。また、朝と晩、照明などでもがらりと雰囲気が変わり、楽しめます。

    2.どんなテイストにもなじんで、調和的!
    木材、コンクリート、アルミなどのさまざまな材質のインテリアにも自然となじんで、すっきりと納まり、まとまります。例えば、ある完成したテイストのインテリアの部屋にいきなり置き畳をぶちこんでも、勝手にまとめあげて、逆に新しい答えを出してくれるかのような優秀さを持っています。

    3.使い込むほど味が出る!
    色の変化やスレなどは劣化ではなく、使い込んだ渋味として映ります。よって時間が経てば経つほど愛着が湧きます。

    4.何より、とっても快適!
    夏はさらりと涼しく、素肌や素足で触れて気持ちがいいのはうれしい限りです。逆に冬はほんわか暖かく包み込まれる感じがします。また、いわずもがなですが、畳でごろごろするのは気持ちのいいことこの上なしです。


    ■では実際、どうやって購入すればいい? そしていくらくらいかかるもの?

    最近は、畳専門店や量販店などの実店舗はもちろんのこと、ネット通販でも気軽に畳を購入することができます。ネットの場合、より多くの商品やお店を比較して理想のものを探し出すことができるので、畳のような「ややニッチ商材」を購入する際には特におすすめです。わが家の場合は、2009年に「タタミズキ楽天市場店」にて、「モダンデザイン系置き畳 右京(ブラック&ベージュ)9枚」という商品を購入しました。ブラックが5枚、ベージュが4枚の計9枚の畳(サイズは半畳:82×82×2.3cm)のセットです。お値段は税込み、送料込みで41,500円でした。単純に1枚あたり約4,600円です。





    ちなみに購入時に、ブラックとベージュの市松模様にするか、もしくはブラックのみ、ベージュのみの単色置きにするかについて、ずいぶん迷いました。どれをとっても、かなりすてきだと思いますが、結果的に市松を選択し、今とても満足しています。個性的ですがシックな雰囲気で落ち着いていて、想像以上に良い味を出してくれています。

    他にもこのショップではさまざまなタイプの置き畳がそろっています。価格帯も1枚あたり2,000円程度のものからあり、柄や色も豊富です。自分の好みに合ったものを探してみてはいかがでしょうか





    網戸から吹き抜ける天然の涼風にほっと一息つく初秋の頃。そんな今こそ、いぐさの香りも真新しい置き畳の上でゆったりと足を伸ばし、夏の疲れを癒やしたいものです。

    取材協力:タタミズキ楽天市場店

    (ヨリエ・スディラジェンコフ)

    RSSブログ情報:http://www.roomie.jp/2012/09/20105/
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