ようやくスマートウォッチが出回り始めたばかりのはずですが…。
こちらはイスラエルのデザイナーdor talさんが開発中の「Predictables」という手のひらをディスプレイ代わりにできるウェアラブルデバイス。それだけでも十分凄い進歩なのに、さらにこれから起こりうること、それに合わせて今起こすべきアクションも提示してくれるということです。
一度ではいまいちピンとこないかもしれませんが、何はともあれまずは動画をご覧ください。
左の足のついたデバイスが壁に投影するプロジェクターのようなもの、そして右のリングが手のひらに投影するためのウェアラブルデバイス。
終始さわやかな雰囲気の動画ですが、内容は結構衝撃的なものだったりします。
壁に映し出された情報を指で操作できるようです。Predictablesはこう提示します。「3日後にDannyとのミーティングが予定されていますが、このままではあなたのチームは準備が間に合いませんよ」
実際にDannyに確認してみたところ、案の定時間が足りないようです。
ならばスケジュールを組み替えるしかありません。Predictablesのおかげで、余裕をもった変更ができました。
こちら主人公の彼女Anna。上司から追加の仕事を任され、怒り心頭です。
その情報を得たPredictablesはこう示します。「Annaは悲しんでいます。お花を買って行くとよいでしょう」
お花のサプライズは見事大成功。彼女は元気を取り戻しました。
Annaとの穏やかなひととき。Predictablesはさらにこう言います。「5ヶ月後、指輪を買ってあげましょう」
彼らがその後どうなったのか、言うまでもありませんね。
ユーザーのパターンや基質、情報を分析することで未来を予測するというPredictables。すでに試作品の段階まででき上がっており、実現はそう遠い未来ではなさそうです。
スマートフォン、スマートウォッチと日々進歩する技術、一体どこまで進化してしまうのでしょうか。
dor tal forecasts the future with wearable predictables app[designboom]