Burning Man(バーニング・マン)とは80年代から続く炎の祭り。年に一度、アメリカのネバダ州に一週間、人々が集まり「ラディカルな自活、ラディカルな自己表現、アート、共同体」の実験を行うイベントです。
とにかく、こちらのビデオをご覧下さい。観終わった時には、あなたもバーニング・マンに魅せられていることをお約束します。
どうですか? ビデオを観てさらにどんな集まりなのか知りたくなったあなたのために、彼らが10の原則として掲げているルールを並べていきます。
「ラディカルに、誰でも受け入れること」
どんな人でもバーニング・マンに参加することができます。参加条件はありません。
「与えること」
バーニング・マンは、「与える」という行為に捧げられています。見返りを期待したり、与える物の価値を評価するのではなく、ただ「与える」ということ。参加者同士、何かを与え合うことが勧められています。
「市場から離れること」
バーニング・マンは企業による協賛や広告の無い環境を作ります。参加者間での現金のやりとりも制限されます。バーニング・マン主催団体により提供されているサービスは限定的にあります(レモネードや氷、移動式トイレなど)。
「ラディカルに自活すること」
参加者は自らの力で一週間を生活します。場所は砂漠のど真ん中。近くに街もありません。食料などは全て自分で持ち込みます。また参加者をターゲットとして商売をすることも禁止されています。
「ラディカルに自分を表現すること」
表現は他の人たちへのギフトとして生じます。どんな表現をするかはその人次第。バーニング・マンではどんな服をどんな風に着るか/着ないか、というのも参加者の表現です。
「共同体の一員として努力すること」
コラボレーションが常に推奨されています。コミュニティ内での公共性、コミュニケーション、社交、アートを促進し、保護します。
「市民としての責任を守ること」
参加者は法律を遵守し、市民としての責任を要求されます。
「跡を残さない」
バーニング・マンは環境の保全を重要視しています。イベントの跡地にその痕跡が一切残らないようにします。
「ラディカルに参加」
「個人が積極的に深く参加することで、その個人や社会に変化が生まれる」という信念の下、あらゆる参加者がイベントで起きているさまざまな出来事や遊びに参加することを推奨されます。
「何かがすぐに起きるということ」
「自分の中にある本当の自分とのギャップ、自分の周りにいる人たちの現実、社会への参加、そして人間の力を凌駕する自然との接触、それらを妨げてしまっている壁を取り除くことを目的としている」そうです。これがどういう意味なのか? 気になって仕方ないアナタはバーニング・マンに呼ばれているかもしれません。
2014年の一般チケット販売はもう期間が過ぎましたが、STEPと呼ばれるチケットの転売は行われていますので、詳しくはこちらの公式ウェブサイトをどうぞ。
[Burning Man]
Burning Man 2013 via [Vimeo]