弧を描くように開けば倍の長さまで測れる定規。携帯してた一般的な文房具の定規では長さが足りなくて…というときに重宝します。
ですが、あえて弧を描くのではなくて、スライドして測れる長さを伸ばすタイプにしたら、定規がもっと便利になったんです。
Snežana Jeremićさんが考えた定規のコンセプト「Duplo」。スライドして伸ばすことで、倍の長さまで測れるようになりました。
そして定規に始点のでっぱりをもうけることで、モノをはさみながら測れるようにもなったんですね。小さなものを挟んで測るノギスとそっくり。確かに、弧を描くように開いていたら、このノギスのような機能は生まれなかったかも。
すでに同じような機能があるものでも、もう一度考えなおしてみたらいいアイデアが出てくる。そう教えられるような、素敵なコンセプトです。
Rethinking the Ruler[YANKO DESIGN]