私たちは、どれだけ森のことを知っているだろうか。
多分、あまり何も知らない。
でも、大丈夫。
「森のかけら」が、教えてくれるから。
「森のかけら」は、端材を捨てるのがもったいないというと想いと世界中の木を見てみたいという好奇心から生まれたという、日本や世界の木を知ることができる、木の図鑑のようなもの。
それぞれ120種類の日本や世界の木から100種類を選ぶことができる「森のかけら・日本100」、「森のかけら・世界100」。
また、240種類ある国内外の「かけら」の中から、さまざまなコンセプトで5つのかけらを集めた「森の5かけら」シリーズもあります。
既に30種類以上ある「森の5かけら」の中身を少しのぞいてみましょう。
「動物の5かけら」
『鹿子木(シカ)』、『ゼブラウッド(シマウマ)』、『鼠子(ネズコ)』、『モンキーポッド(サル)』、『跋扈柳(バッコウヤナギ)』など、木の名前に動物の名前が入っているかけらが集まっています。
「大相撲の5かけら」
『銀杏(イチョウ)』・・・大銀杏、『柏(カシワ)』・・・拍子木、『黄櫨(ハゼノキ)』・・・びん付け油の原料の一部、『木曽桧(キソヒノキ)』・・・張り手の練習をする鉄砲の柱、『栃(トチ)』・・・四股名に多い(栃は葉も実も多い→白星多い→縁起がいい) 大相撲にちなんだ木の中から5つのかけらです。
「龍馬の5かけら」
『土佐栂』・・・天然栂は全国的にも希少、『魚梁瀬杉(ヤナセスギ)』・・・銘木にして高知県の県木、『桂』・・・龍馬が愛した月の名所・桂浜、『薩摩欅(サツマケヤキ)』・・・薩長同盟の立役者、『桐』・・・琴は桐で作られ龍をデザインしているなど、幕末の志士、坂本龍馬にちなんだ5つのかけらです。
たった5つのかけらでも、こうやって気づきや驚きを与えてくれるのですね。愛のこもったチョイスも素敵です。
大人はもちろん、子どももこの「森のかけら」をきっかけに、木や森に興味を持ってくれるかもしれません。
当然ながら、木には1つずつ名前があります。それに、もし、名前を知らなかったとしても、姿を変え、私たちの毎日に存在しているのです。
知的好奇心をくすぐるかけらたち。
この「森のかけら」をきっかけに、木々を、森を、地球を眺めてみませんか。