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こなこなさん のコメント

>>1
ただでさえ精神的に辛いのにやることが多くて、てんやわんやのてんてこ舞い。そもそも勝手がわからない。
普段冷静でも近親者のことは気が動転するから 乗せられる、乗せられないの話じゃないだろ
No.5
62ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
最初に断っておくと、今回の記事は、喪主の体験を綴るものではなく、喪主体験記を書いたことの感想です。喪主体験記(約6000文字)は、今月配信される津田メルマガに掲載される予定です。 http://tsuda.ru/category/tsudamag/ 津田メルマガをわざわざ購読する人は少ないでしょうから、ポイントだけ挙げておくと……。1月31日21時47分、私の父が肺がんなどにより死亡。レポートは、ここから始まります。 ■とにもかくにも「現金」の準備が大変 今回、父の葬儀の喪主(施主)を務めるにあたり、最も痛感したことは「現金」が大事ということです。このレポートを書くにあたり、どれぐらいの費用が掛かったかを計算したところ、合計で約230万円となりました。通夜・葬儀の参列者は、それぞれ20名程度。この金額が高いのか安いのかは、ここではジャッジしません。取りあえず、約230万円掛かった。これが事実です。 そのうち約220万円が葬儀社、僧侶、火葬場に支払われたのですが、この支払いは全て現金払いでした。クレジットカードによる支払いは未対応ということです。最初の支払いは通夜の行われる2月6日だったのですが、この日に支払った現金は135万円。葬儀が行われるタイミングとしては遅い方かと思いますが、それでも父が死亡してから1週間未満。死亡保険金とかは当然、振り込まれていません。 ノープランで葬儀に臨むと、この段階で“冷や水”を浴びることになります。 ■自分はイベント主催者だという気持ち 喪主の役割は、イベント主催者に近いと思います。会場(斎場)を押さえて、アーティスト(僧侶)とブッキングして……という具合です。ただ、そうした作業のほとんどを葬儀社がサポートしてくれます。また、僧侶は通夜・葬儀の2デイズにプラスして戒名も考案する必要がある。そう考えると、なんだかんだで約200万円の出費も仕方ないかなと思えてきます。 さてイベント主催を主催するにあたって、最も悩ましいことは動員数の予測です。今日とか明日、急にライブをやります!と告知して、果たして何人の人が来てくれるのやら。葬儀は持ち出しのフリーイベントみたいなもの。でかい箱を借りてしまえば、参列者があふれて大炎上みたいなことは避けられます。それに閑古鳥でも笑う人はいないでしょう。むしろ、そんな指摘をする方が大炎上かと思います。 しかし、いくら赤字覚悟とはいえ、でかい箱を借りるのは金が掛かります。また、ステージのセット(祭壇)とか花とか、そういったものもグレードアップさせる必要が出てきます。そして予想よりも人が来ない場合は、用意した通夜ぶるまいや精進落としが無駄になります。食物ロスの問題ですね。保健所の指導により、お持ち帰りはできないと説明を受けました。 結果、身内だけ招待のシークレットライブ(家族葬)としたのですが、それはそれで大変なんですよね。(詳しくは津田メルマガで!) ■アレクサンダー大王の後継者争い 本筋から大きくそれるため、津田メルマガでは少ししか言及しなかったのですが、葬儀社との打ち合わせをしている時「アレクサンダー大王の遺体」に関する逸話を思い出しました。最近ではギラン・バレー症候群だったという説も出ていますが、それとは関係ない後継者争いの話です。 アレクサンダー大王の遺体は現在も行方不明なのですが、彼の部下であったプトレマイオスが強奪し、アレキサンドリア(エジプト)に埋葬したと言われています。なぜ、わざわざエジプトまで持ち帰ったかというと、遺体を埋葬することが、最も効果的な“後継者”アピールだからなんですよね。なんだかんだ言っても、遺体という“物理的”な要素が大きいわけです。 さて、父の遺体は、どこに安置されたのでしょうか? 答えは葬儀社です。病院には長く遺体を置けない。また、自宅にも遺体を置くスペースもない。そもそも自宅はマンションの5階なのですが、エレベーターの広さなどからして、遺体を運ぶことが難しい。そうなると、必然的に葬儀社に頼らざるを得なくなります。 こうなると葬儀の話し合いでも、遺体を安置している葬儀社が優位に立てる。少なくとも私は、そのように感じました。つまり何が言いたいかというと、葬儀の話って、どこから始めたら良いか分からないじゃないですか。だったら、まずは遺体をどこに安置するか。そこから考えてみると良いと思います。 SNSを見ていると、たまにユニークな葬儀が話題に上るのですが、その多くが費用を含めて“葬儀”だけの話なんですよね。人は死ぬと“亡くなる”と言いますが、死んでから葬儀を行うまでの間も、遺体という物質は存在しているのです。アレクサンダー大王の遺体は死後6日間腐敗が進まなかったことが伝説となっていますが、逆に言えば、普通は腐敗するってことですからね。 さて、この原稿を書き始めてから1時間。あまり時間を掛けると、公開に向けたハードルが高くなるので、今日はここまで。
渡辺文重の有料メルマガ批評
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