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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第9回】
コメ4 SYUPRO-DXマガジン 133ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】 これで二人目だ。 最も話しかけづらいと思っていた同年代の女の子と、明らかに怖くて普段なら絶対関わり合いになりたくないヤンキーを説得できたことで、僕の中に少しずつ、本当に少しずつだが、自信らしきものが芽吹いてきていた。しかも運良く僧侶、魔法使いとバランスよく勧誘...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第8回】
コメ5 SYUPRO-DXマガジン 133ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】「あなた、死んでたわよ」 またも死亡。またしてもドレアさんの声で目が覚める。 僕はさっきと同じように、酒場のカウンターの前で横たわっていた。 たかだか五分くらいの間に二回連続で死んだ。「死因は何だ?」「はい、自分が臭いのではないかという被害妄想による精神的ショッ...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第7回】
コメ0 SYUPRO-DXマガジン 133ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】「あら? 目が覚めたみたいね」 ドレアさんが僕の顔を覗き込んで、声をかけてくれている。 僕は、酒場のカウンターの前に横たわっていた。 あれ、なんで寝てるんだ? 記憶が抜けてる。たしか女の子を勧誘しようとして、そうだ、「なんか臭くない?」って言われて、目の前が真っ...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第6回】
コメ6 SYUPRO-DXマガジン 134ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】 ここまで考えて僕が出した結論は「女の子に話しかけるのはやめよう」だった。 大丈夫だ。酒場は二階まである。あえて話しかけづらい女の子を勧誘しなくても、二階に話しかけやすそうな人がいるかもしれないじゃないか。そもそも女の子なんか連れていったら、冒険してる最中「今、...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第5回】
コメ2 SYUPRO-DXマガジン 134ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】 気を取り直して一階を見回してみて気づく。一階には、女の子がぽつんとひとり座っているだけだった。一階にいたのはドレアさんとヨコリン、そしてこの女の子だけなのだ。 女の子。女の子か。一番話しかけるのに困るタイプの人間だ。困るというか、決定的に苦手だ。まだ幼さの残る...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第4回】
コメ1 SYUPRO-DXマガジン 134ヶ月前
3章 やればできる【 はじめから よむ (第1回へ) 】 三人だ。 たった三人でいい。 今の僕に必要なものは勇気。 たった三人の仲間を得るために、誰かに話しかける勇気が欲しい。 勇ましき者の血を引いているはずなのに、致命的に勇気が足りない僕だったが、とにかく三人だ。仲間が三人欲しい。勇者のお供といえ...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第3回】
コメ3 SYUPRO-DXマガジン 134ヶ月前
【 はじめから よむ (第1回へ) 】 死んだ魚のような目をして遠くを見つめながら「はははははは」と小声で笑う僕をまったく気にせず、ヨコリンはアドバイスを始めた。「説得の基本は、呪文だぜ!」 呪文。あれか。火が出たり、風を起こしたり、凍らせたりできる不思議な力のことか。「もっとも、ここで言う呪文って...
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【RPG小説】あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね【第2回】
コメ2 SYUPRO-DXマガジン 134ヶ月前
2章 いったい何を言えばいいの【 はじめから よむ (第1回へ) 】 突然の死刑宣告からどれくらいの時間が経っただろう。三十分か。一時間か。 僕は酒場の隅っこの壁にもたれかかり、がたがた震えていた。 カウンターにいるドレアさんから見える位置だと気まずいので、カウンターの奥からはちょうど死角になるよう...
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韓国に行って一泊2,230円で地元の人の家に泊まってタダ酒飲んでみましたが、何か?〜村上福之のスグヨム!
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 147ヶ月前
クレイジーワークスという会社の代表をやっている村上福之ともうします。今年の夏の話です。 福岡に行ったついでに韓国に行って、地元の人の家に泊まって、お酒飲んで、ソウルの電気街見て、ゲーム大会に潜入して、ソシャゲの会社見て帰ってきました。3行まとめ:●Airbnbがヤヴァイ。●韓国はネットが普及しすぎてリアル...