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週刊『夏野総研』vol.468【地の利>スケールメリット】
コメ0 週刊『夏野総研』 34ヶ月前
【「葬儀屋」儲けのカラクリ】[第二回] 葬儀屋の利益率が高くなるのは、もう一つ理由がある。それがカスタマイズ性だ。 「葬式」と一言で言っても中身はかなりバラバラ。同じ仏教のなかでも宗派によってやり方やしきたりは変わってくる。また、葬儀を行う会場の希望もさまざま。例えば、葬儀は葬祭場で行い、お坊さ...
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週刊『夏野総研』vol.467【「葬儀屋」儲けのカラクリ】
コメ0 週刊『夏野総研』 34ヶ月前
【「葬儀屋」儲けのカラクリ】 [第一回] 先日、身内に不幸があって葬儀屋を利用する機会があった。諸々のことが落ち着いたあと、改めて葬儀屋のビジネスモデルを考えてみると、そこには非常にユニークな仕組みがあると感じた。今回は、実際に利用してみて感じた葬儀屋のビジネスや、葬儀業界では当たり前に行われて...
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週刊『夏野総研』vol.466【「見せ方全振り」の“ハリボテ”プレミアム戦略】
コメ0 週刊『夏野総研』 34ヶ月前
【「見せ方全振り」の“ハリボテ”プレミアム戦略】 ちゃんぽん麺で有名なリンガーハット。リンガーハットといえば、郊外のロードサイドやショッピングモールのフードコートにあるイメージが強いのではないか。もちろん、新宿などの繁華街にもお店を構えているが、いずれにしても手軽に食べられるファーストフード店とし...
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週刊『夏野総研』vol.465【フードデリバリーに見る、ビジネスモデルの作り方】
コメ0 週刊『夏野総研』 35ヶ月前
【フードデリバリーに見る、ビジネスモデルの作り方】 先週、フードデリバリーサービスの『フードパンダ』が日本から撤退するというニュースがあった。コロナ禍のデリバリーブームの真っ只中である2020年9月に日本参入したものの、わずか1年半での幕引きとなる。撤退理由として「日本市場での競合環境が著しく変化し、...
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週刊『夏野総研』vol.464【「SUSHI」の次に来る「BENTO」ブーム】
コメ0 週刊『夏野総研』 35ヶ月前
【「SUSHI」の次に来る「BENTO」ブーム】 つい先日、日本の「カニカマ」が海外で大ヒットしているというニュースがあった。特にアメリカやヨーロッパを中心に健康食としてブームになっている。「驚くべき低脂質かつ低コレステロール、不要なカロリーを削ぎ落としながら自然の風味と栄養素を保持した最良のシーフード」...
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週刊『夏野総研』vol.463【日本を巣食う「薄利多売」という病】
コメ0 週刊『夏野総研』 35ヶ月前
【リッチになりたければ、孤独に耐えろ】〈その3〉 そこで、新しいカタチとしてのふるさと納税の返礼品として、私は「ワイン」を推してみたい。 ただし、ワインにこだわりがある人ほど、国内のワインを飲みたいとは思わない。いくらふるさと納税の仕組みを使ってお得になるからといって、日本の地方自治体のワイナリ...
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週刊『夏野総研』vol.462【高額納税者マーケティング】
コメ0 週刊『夏野総研』 35ヶ月前
【リッチになりたければ、孤独に耐えろ】〈その2〉 ふるさと納税の返礼品ランキングを見ると、人気なのは高級品が多い。あるいは、最近のトレンドとして宿泊券や食事券、あるいは熱気球搭乗体験といった「体験型」も増えている。 そして、最近じわじわと増えているのが「寄付型」だ。例えば、日本フェンシング協会は...
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週刊『夏野総研』vol.461【リッチになりたければ、孤独に耐えろ】
コメ0 週刊『夏野総研』 36ヶ月前
【リッチになりたければ、孤独に耐えろ】 〈その1〉 年末になって「ふるさと納税」の話題を目にすることが多くなった。 各ふるさと納税サイトは大々的に地上波CMを打ったり、魅力的なキャンペーンを行ったりと集客に必死の様子だ。さらに、毎年のように新しいふるさと納税サイトが登場し、ANAやJR東日本など日本を代...
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週刊『夏野総研』vol.460【裸の王様になったApple】
コメ0 週刊『夏野総研』 36ヶ月前
【裸の王様になったApple】 突然だが問題だ。 Q.定額制音楽配信サービスのなかで、「もっとも多い登録者数」を誇るサービスは? グローバルな音楽のサブスクといえば、Apple MusicやSpotifyの名前が思いつくだろう。あるいは、Amazonもプライム会員の付帯サービスであるPrime Musicや、別途課金が必要なAmazon Music...
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週刊『夏野総研』vol.459【急成長必至の「飲食ベンチャー」】
コメ0 週刊『夏野総研』 36ヶ月前
【無敵の「開き直り」ゴーストレストラン】[第4回] デリバリーサービスにおいて「専門性」を尖らせていくことは有効だ。 その際、ゴーストレストランの戦略は、メジャーなジャンルではもっとニッチに特化。そして、人気店の範囲が及ばないジャンルは、ニッチ戦略で次々と押さえていく。実際にコロナ禍当初の頃はデ...
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週刊『夏野総研』vol.458【有名店を「食らう」、超ニッチ戦略】
コメ0 週刊『夏野総研』 36ヶ月前
【無敵の「開き直り」ゴーストレストラン】[第3回] さて、さんざん『ゴーストキッチンズ』(https://www.ghostkitchens.tokyo/)のビジネスモデルが「将来性がある」と言及してきたが、ここで大きな疑問が残る。 いくら専門店といえども、そこはゴーストキッチン。そもそも「よし、デリバリーを頼もう」というとき...
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週刊『夏野総研』vol.457【“嵌る”人が続出するゴーストキッチンの呪術】
コメ0 週刊『夏野総研』 37ヶ月前
【無敵の「開き直り」ゴーストレストラン】[第2回] コロナ禍のデリバリー人気で明らかになったのは「専門店への高い需要」だ。デリバリーを頼む時には「せっかくデリバリーで頼むのなら、より美味しそうなものを食べたい」という感情が生まれる。 例えば、「今日はハンバーグを食べたいな」となったとき、ファミリー...
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週刊『夏野総研』vol.456【無敵の“開き直り”ゴーストレストラン】
コメ0 週刊『夏野総研』 37ヶ月前
【無敵の「開き直り」ゴーストレストラン】 [第1回] 今週のニュースにYouTubeの広告収入が過去最高を更新したというものがあった。 ◆YouTubeの広告収益は過去最高の8200億円超、Google Cloudも5700億円の収益https://bit.ly/3bx3CVk 外出自粛が叫ばれるなか、家にいながら楽しめるYouTubeのようなサービスに人気が...
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週刊『夏野総研』号外【10/26(火)22:00より、ニコ生対談を行います!】
コメ0 週刊『夏野総研』 37ヶ月前
いつも『週刊夏野総研』をご購読いただき、誠にありがとうございます。 今夜22:00からニコ生を行いますので、みなさまご視聴ならびにコメントでの参加をいただけますと幸いです!
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週刊『夏野総研』vol.455【復活のVAIOに、暗雲再び】
コメ0 週刊『夏野総研』 37ヶ月前
【復活のVAIOに、暗雲再び】 SONYのPCブランドとして人気を博していた『VAIO』。そのデザイン性は、Windowsパソコンのなかでも頭一つ抜きん出た存在であり、ファンも多くいた。特に1990年代から2000年代前半にかけては一世を風靡。安くはない価格だったが、当時VAIOに憧れていた読者も多いだろう。
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週刊『夏野総研』vol.454【「AppleとGoogleが独占」の何が悪いのか】
コメ0 週刊『夏野総研』 37ヶ月前
【「AppleとGoogleが独占」の何が悪いのか】 先日、以下のようなニュースが報じられた。 ◆スマホOS、公取委も調査 Apple・Googleが対象https://s.nikkei.com/2Xl1E70 概要はこうだ。 -------- 公正取引委員会は、スマートフォンに搭載する基本ソフト(OS)市場の取引実態の調査に乗り出すと発表した。国内市場で9...
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週刊『夏野総研』vol.453【即“全国展開”可能な「住所不定レストラン」】
コメ0 週刊『夏野総研』 38ヶ月前
【「ゴーストキッチン」よりも「ノマド飲食店」】〈第3回〉 ということで、3つの条件を満たす、ラーメン以外の飲食店は何か。 例えば、カレーはこのラーメンWakerキッチン方式にピッタリだ。もはや国民食ともいえるカレーには、有名店も多い。加えて、スープカレーから本格的なスパイスカレー、王道の欧風カレーなど...
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週刊『夏野総研』vol.452【「カメレオンレストラン」という新業態】
コメ0 週刊『夏野総研』 38ヶ月前
【「ゴーストキッチン」よりも「ノマド飲食店」】〈第2回〉 「人気店の味が楽しめる」という意味では、ラーメンWakerキッチンも、従来のフードフェスも同じだ。しかし、提供方法が大きく異なる。フードフェスのようなやり方では、どうしてもインスタント感が否めなかった。
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週刊『夏野総研』vol.451【「ゴーストキッチン」よりも「ノマド飲食店」】
コメ0 週刊『夏野総研』 38ヶ月前
【「ゴーストキッチン」よりも「ノマド飲食店」】 〈第1回〉 KADOKAWAから出版されている書籍に『ラーメンWaker』がある。ラーメン専門誌No.1の発行数と実売数を誇るラーメン専門誌で、一度はこの名前を聞いたことがあるはずだ。 実はこのラーメンWakerが今、“リアル店舗化”している。その名も「ラーメンWakerキッチ...
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週刊『夏野総研』vol.450【安価な日本で高価なiPhoneが売れる理由】
コメ0 週刊『夏野総研』 38ヶ月前
【安価な日本で高価なiPhoneが売れる理由】 iPhone13が発表になった。いつしか新型の発表のたびに「結局変わったのはカメラの性能と処理能力だけ」と落胆する人も増えてしまっている。ただし、そうやって厳しい意見を言うものの、結局多くの日本人はiPhoneが大好きで、遅かれ早かれiPhoneに機種変更していく。
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週刊『夏野総研』vol.449【内閣官房が運用する「驚愕のデータベース」】
コメ0 週刊『夏野総研』 38ヶ月前
【地方自治のDX化】〈その2〉 では、テクノロジーを活かして今後どのように変えていけばいいのか。 結論から言えば、国と地方自治体の間で、情報の伝達・吸い上げを行う際に、共通の“基盤”があれば円滑に物事が進むはずだ。国も地方自治側も、その基盤にアクセスすれば、政策決定などに必要なすべてのデータが簡単に...
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週刊『夏野総研』号外【9/7(火)21:30より、ニコ生を行います!】
コメ0 週刊『夏野総研』 39ヶ月前
いつも『週刊夏野総研』をご購読いただき、誠にありがとうございます。 今夜21:30からニコ生を行いますので、みなさまご視聴ならびにコメントでの参加をいただけますと幸いです!
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週刊『夏野総研』vol.448【地方自治のDX化】
コメ0 週刊『夏野総研』 39ヶ月前
【地方自治のDX化】 〈その1〉 デジタル庁が発足し、早速大きな注目を集めている。批判も多くあったようだが、それほど行政などのデジタル化に対する期待も大きいのだろう。事実、日本は政治や地方自治のレベルでもITやテクノロジーの活用が上手く行っているとは言い難い。特に、今回のコロナ禍で日本のさまざまな問題...
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週刊『夏野総研』vol.447【ネットコンテンツに負けない「ラジオ」の底力】
コメ0 週刊『夏野総研』 39ヶ月前
【ネットコンテンツに負けない「ラジオ」の底力】 先日、このようなニュースがあった。 ------ ◆Spotify、音楽とトークを組み合わせた「Music + Talk」日本でも提供https://bit.ly/3gkyMCo ------ 報道によると、“「Music + Talk」は、リスナーが「Spotify」のアプリを使い、コンテンツ制作者の意図した構成で音楽と...
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週刊『夏野総研』vol.446【「WITHコロナ」の歩き方】
コメ0 週刊『夏野総研』 39ヶ月前
【対策するほど増加する「コロナ感染のジレンマ」】〈その2〉 では、新たな局面を迎えたなかで、各産業は、そして日本は、どういった対応を取っていけばいいのだろうか。 まず避けないといけない事態は、医療崩壊だ。この医療崩壊につながる最大の要因は、新型コロナウイルスの感染症法の扱いだろう。感染症法のもと...
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週刊『夏野総研』vol.445【対策するほど増加する「コロナ感染のジレンマ」】
コメ0 週刊『夏野総研』 39ヶ月前
【対策するほど増加する「コロナ感染のジレンマ」】 〈その1〉 今回はアフターコロナに向けた推測を行ってみたい。過去にもアフターコロナの各産業について予想をしてきたが、ここに来て過去のものとは、根本的に状況が変わってきている。 例えば、ワクチン接種だ。従来は、ワクチン接種が進むことで、経済が元に戻...
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週刊『夏野総研』vol.444【外資が虎視眈々と狙う「コロナ後の観光業」】
コメ0 週刊『夏野総研』 40ヶ月前
【外資が虎視眈々と狙う「コロナ後の観光業」】 新型コロナウイルスに関する報道が連日続いている。なかなか出口が見えない状況が続く仲、その一方では、高級温泉旅館やラグジュアリーホテルに関する、以下のようなニュースも見る機会が多くなった。
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週刊『夏野総研』vol.443【決済サービス参入のGoogleに取り憑く「亡霊」】
コメ0 週刊『夏野総研』 40ヶ月前
【決済サービス参入のGoogleに取り憑く「亡霊」】 Googleが日本でスマホ決済サービスを展開する方針であることが分かった。Googleは、スタートアップ企業の資金移動業者「pring」を約200億円で買収。報道によれば、日本で2022年を目処にスマートフォンなどを使った本格的な送金・決済サービスに参入する計画という。こ...
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週刊『夏野総研』vol.442【目先の「イメージ」か、堅実に「利益」か】
コメ0 週刊『夏野総研』 40ヶ月前
【目先の「イメージ」か、堅実に「利益」か】 今回は、思い出話を一つ。 このブロマガの読者の方にとっては、「写メ」や「写メール」という名前は、お馴染みの存在だったはずだ。なかには、今でも「せっかくだし写メを撮ろう」とか「あの写メ送っといて」と使っている人もいるかもしれない。
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週刊『夏野総研』vol.441【ディズニーが「映画館ビジネス」をぶっ壊す】
コメ0 週刊『夏野総研』 41ヶ月前
【Disney+が起こす「破壊と創造」】〈その2〉 この劇場版と自社の動画配信サービスでの公開というハイブリット式によって、ディズニーは映画業界に大きな変化をもたらそうとしている。 まずは、なぜディズニーがこのような公開方法に踏み切ったのか考えてみよう。 従来の新作映画と比べれば異例ではあるが、ビジネ...
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週刊『夏野総研』vol.440【Disney+が起こす「破壊と創造」】
コメ0 週刊『夏野総研』 41ヶ月前
【Disney+が起こす「破壊と創造」】 〈その1〉 ついに我が家も『Disney+』に加入することになった。 加入前からNetflixやU-NEXT、プライム会員の特典とはいえPrime Videoも利用できる状況だった。すでにNetflix単体でも、しっかり堪能する時間はない。Netflixで配信された作品を制覇することは不可能なのはわかって...
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週刊『夏野総研』vol.439【「PayPay衰退」は既定路線】
コメ0 週刊『夏野総研』 41ヶ月前
【やっぱりPayPayには未来がない】〈その3〉 実は使い勝手が悪いQRコード決済。だが、特にPayPayは圧倒的な資金力による「お得なキャンペーン」によって、広く普及し、登録ユーザー数を積み上げてきた。 そして、PayPayは手数料有料化が予告されていることからわかるように、「普及」のフェーズは一段落したと思われ...
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週刊『夏野総研』号外【6/22(火)21:30より、ニコ生を行います!】
コメ0 週刊『夏野総研』 41ヶ月前
いつも『週刊夏野総研』をご購読いただき、誠にありがとうございます。 今夜21:30からニコ生を行いますので、みなさまご視聴ならびにコメントでの参加をいただけますと幸いです!
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週刊『夏野総研』vol.438【実は圧倒的に少ない「PayPayのリアルユーザー数」】
コメ0 週刊『夏野総研』 41ヶ月前
【やっぱりPayPayには未来がない】〈その2〉 というわけで、PayPayなどのQRコード決済が主に使われるシチュエーションのなかで、(1)「お得なキャンペーン開催時」と(2)「PayPay(QRコード決済)しか使えない状況」は、弱いと言わざるを得ない。