土田玲央『土田玲央のダイヤル00』52コール目「好きなカレー〜華麗なる高みへ編〜」

皆さマッサマン、ちゃす

 

 

 

 

 

土田玲央です

 

では

 

今週もいきましょう

 

「好きなカレー〜華麗なる高みへ編〜」

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

 

 

 

 

土田玲央は昔食べたようなドロっとしたカレーを求めていた

 

しかし手間暇かけようが手抜きをしようが

 

何のリアクションもしなくなった子ども達に

 

あきこ（母）自身も何も感じなくなっていた

 

そんな時、

 

中学校に上がった玲央少年が切り出す

 

 

 

「…ねぇ、もっとドロっとしたカレーが良いんだけど何でうちのカレーってチョロチョロなの」

 

 

 

母「文句があるなら自分で作れ」

 

 

 

 

 

「!!」

 

 

 

 

 

 

 

今、玲央少年のカレー作りが始まろうとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

37話『飴色の玉の葱の炒め』

 

 

 

 

 

その日は金曜日、だったと思う

 

部活は休みで

 

早く学校から帰って来れた

 

 

 

 

 

家には材料がある

 

 

 

玉ねぎ、にんじん、豚バラスライス

 

 

 

カレー粉

 

 

 

 

 

これだけあれば問題ない

 

 

 

 

 

いざ!!

 

 

 

 

 

 

 

最初に玉ねぎを切る

 

 

 

 

 

母の見様見真似だけれど問題ないはず

 

 

 

半分切った

 

結構量あるな

 

こんなもんか

 

 

 

 

 

？？？「玉ねぎは火通すと縮むよ」

 

 

 

 

 

 

 

!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんたは、、ばーさん

 

 

 

 

 

 

 

祖母「カレー作るんだってね、包丁で手切らないようにね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちのばーさんは

 

かなりお喋りで世話焼きである

 

 

 

そんな俺も小さい頃は

 

超おばぁちゃん子だった

 

 

 

けれど

 

 

 

中学生にもなれば

 

そのお節介も鬱陶しくて仕方ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

ここは、先人の知恵を借りとくべきだろう

 

と思い

 

 

 

 

 

「………どんくらい入れるのが正解なん」

 

 

 

 

 

祖母「玉ねぎはねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

ベラベラと喋るばーさんは鬱陶しかった

 

でも、しっかりと教えてもらった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜を切り終え

 

玉ねぎを炒める

 

 

 

 

 

祖母「そのくらいで良いんでないかい？」

 

 

 

 

 

 

 

「……まって、もう少し炒める」

 

 

 

 

 

そう、玲央少年はカレーには詳しくない

 

 

 

けれど

 

 

 

その言葉だけは知っていた

 

 

 

 

 

 

 

『飴色玉ねぎ』

 

 

 

 

 

 

 

テレビ

 

 

 

「〜アメ色玉ねぎの香り〜」

 

 

 

「〜玉ねぎを、飴色になるまで炒めます〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんかよくわからんけど

 

玉ねぎは炒め続けると飴色というのに変化するらしい

 

 

 

 

 

なので玲央少年はその知識だけを頼りに

 

玉ねぎを炒め続けた

 

 

 

 

 

 

 

その結果

 

 

 

 

 

「…なんかちょっと焦げたぽいけどいいや…」

 

 

 

 

 

焦げ色玉ねぎが出来た

 

 

 

でも、玉ねぎの量も半分以上に減っている

 

火を通すと縮むというのは

 

本当だったんだね

 

 

 

 

 

そこに豚バラ肉

 

ドーン

 

 

 

 

 

にんじんぽーい

 

 

 

 

 

少し炒めて

 

 

 

 

 

水を入れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは沸騰するまで

 

待つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沸騰した

 

 

 

 

 

 

 

そこにカレー粉をポーン

 

 

 

 

 

 

 

ばーさん「カレー粉は火を止めて入れるのがコツだよ余熱でね」

 

 

 

 

 

「はいはい」

 

 

 

ばーさん「一回に全部入れないで」

 

 

 

「わかったから！もう1人で出来るからいいよ」

 

 

 

 

 

ばーさん「…そうですか」

 

 

 

 

 

 

 

ばーさん離脱

 

 

 

 

 

　

[わかなる（ID：88958547）]

玲央くんちゃす、いつも香辛……いや更新！ありがとうございます（ ῀ᢦ῀ ）
華麗なる高みへ編まってましたー！

玲央少年、部活や勉強で忙しい中ちゃんとカレー作りを始めてえらこすぎます…！私だったらこの時点で100点満点あげちゃいます。

そしてキッチンに立つ玲央少年にアドバイスをくれるおばあさま！優しい！！それを鬱陶しいと思いつつもしっかりアドバイスを受ける玲央少年、なんて素直な良い子なの〜………えらこ（ ; ; ）
『飴色玉ねぎ』これは聞くだけで美味しいって分かる魔法のワードですよね！『焦げ色玉ねぎ』のワードには少しクスッと笑ってしまいましたが、時間をかけて真面目にチャレンジしている玲央少年の頑張りが伺えてなんだかホッコリしました。
玲央くんのおばあさま、きっとアドバイスを聞き入れてくれたのが嬉しくてもっと教えてあげたくなったのかもしれないですね。離脱後もしばらくキッチンの様子が気になってたのではないでしょうか…（笑）

お母様がお仕事から帰ってくるまでカレー作りを頑張っていたなんて、本当にえらこです…！！
チョロチョロの原因がカレー粉の量だったとは、思わぬ落とし穴でしたね。
仕上げを任せた後の「チョロチョロじゃねぇかァ!!!!!!!!」のオチにはめちゃめちゃ笑っちゃいました……（笑）
第二期制作、楽しみだなあ( ˶ˆ꒳ˆ˵ )

次回のコールですが、「新年度、新学期のエピソード」をリクエストします。
4月の出来事で思い出や記憶に残っている印象的なお話があればぜひ教えてください。
次回も楽しみにしています！

[suu♡（ID：10285952）]

おもちゃのチャチャチャっす\(　˙▿˙　)/
コラムの導入が華麗で壮大なのが楽しすぎて笑いました(笑)
第37話との事でその前までのエピソードも気になる所ですね( ◜◡◝ )
カレーの食材集めをする話や調理器具を集める話などもあったのでしょうか(笑)

第二期も制作されるとの事でとても楽しみです！！！！カレー粉の量は分からなかったのに片栗粉でとろみが付く事を知っていたのは玲央少年さすがでした！！！！
二期はグルメマンガのように突然一面が草原になったり生まれたての姿になったりしそうでソワソワしますね…また忘れた頃にやってくれる事を楽しみにしています(*´˘`*)

さて、次回の更新日はエイプリルフールですね！
ということで次回のテーマは｢エイプリルフールの思い出｣でお願いします。
エイプリルフールはアニメやソシャゲの制作さんが面白い事を仕掛けてくる事が多くて毎年楽しみな行事の1つです。
以前玲央くんがツイッターでエイプリルフールにアイコンをかわいい女の子風の物に変えていたのも好きでした〜〜〜！
嘘をつくなら楽しい気持ちになれる嘘が素敵だなと思います。

そして4/2にコラムが始まったと思うので次でちょうど1周年でしょうか？
もうコラムが始まって1年も経つんだなと思うと早いですが、世間がコロナで大変な頃にこのコラムが始まりお家で過ごす事の楽しみが増えてとても嬉しかったです。

1年間毎週木曜日が楽しかったです。正直ネタギレの回もあったのかなとは思いますが(笑)
2年目も楽しく読ませて頂きますので、無理せず楽しく、自由に続けて下さると嬉しいです╰(*´︶`*)╯
では次回も楽しみにしています！！

[おじさん（ID：87135666）]

ちゃす！
52コール目更新ありがとうございます^^

カレーだけに華麗なる高みへ編ということですが
飴色玉ねぎ〜！
飴色玉ねぎが入ったカレーってちょっと高級感といいますか大人感があっていいですよね…
コクとか旨みが違いますよね…
私は学校給食感のあるThe玉ねぎを感じるカレーも大好きです

自分の理想を貫きながら時におばあ様の意見を飲み込みつつ
完成したカレーが理想とは異なっていたけれど
その経験で母の偉大さを…………という展開で
オチがしっかりあるところが玲央さんらしさとご家族らしさを感じました笑

その後どのような経緯でドロっとしたカレーにたどり着いたのか気になるのでリクエスト忘れないようにします^^
リクエストスタンバイ☆

◆次回のテーマリクエストですが
｢ダンス｣のお話をお聞きしたいです
少し前から中学校でダンスが必修となっているみたいですが、
玲央少年の体育や体育祭でのダンスに纏わるエピソードやお仕事でのエピソード、覚え方などありましたら
おうかがいしたいです！
53コール目も楽しみにしております^^

[aom（ID：4842283）]

土田さんちゃすです。
52コール目更新ありがとうございマッサマンです。
マッサマンカレー詳しく知らなかったので調べてみたら世界で1番美味しい甘めなカレーだそうですね！世界1美味しいってどんな味でしょう…食べてみたいです。

華麗なる高みへ登っていく玲央少年の「道筋はわからんけど目指しているものはあるからわかるところから突き進む」感じがまさに少年漫画の主人公のような意志を感じて胸が熱くなりました。挑戦を知って助言をしてくれるおばあさまはさながらRPGのNPCのようですね。飴色になるまで炒めるって結構根気がいると思うのですが、美味しいカレーが食べたくて炒め続ける根気強さからお料理上手の片鱗を感じられて素敵です。
カレー粉のくだりで、私が初めてカレーを作ったときにルーを入れたあと「火止めてって書いてあるけど沸騰より強いもんないやろ！まだ固いかもしれんし沸騰させとこ〜」とグツボコやり続けていたらルーが全然溶けなくて？？？？？となった記憶が蘇りました(注意書きより己の直感を信じてしまうので料理はからっきしです)。
初めてのカレーは納得のいく出来ではなかったようですが_(┐「ε:)_経験を重ねた玲央成人のカレーへのこだわりや好きなカレーもまた今度教えてくださいね。好きなカレーリターンズ、今から楽しみです！

次回のコールですが、次回更新でコラム1周年ですね。「この1年で変わったこと」などありましたら教えてください。
次回のコラムも楽しみにしています。