久しぶりの友達とランチしてお茶をして、喋る内容なんてあるような無いような、それでもくだらない話に笑っているのが常です。彼女ともいつも通りに楽しい時間を過ごしていました。ただ、気になる話題は彼女がここ数ヶ月書き付けている“好きなものノート”のこと。
 
ワークショップの課題で出されたそうで、その名の通り好きなものをノートに書いていくのです。
 
ノートを見せてくれながら彼女は「自分の好きなものは本当にこれなのかわからないんだ」と言います。不思議な話です。自分の好きなものを挙げながら、好きなものがわからない。
 
話を進めていくと、他人から見られている自分と自分が思う自分に齟齬が生じている、ということに気付いたそうです。
 
自分がわからない、好きなものに自信がもてない、確かに不安になるなと思います。思春期は良く悩んだけれど、いつから私は“そういうものだ”とわかった風に受け入れるようになったの