関西学院大学2回生だった時に、学校の賑わう銀座通りを少し入りひっそりしたところにあるco-op (大学生協)で一枚、松任谷由実コンサートのチケットを購入した。貧乏学生には豪華な値段のものだが、「予感」のようなものを感じたからだ。
大掛かりなセットや凝った演出が施された贅沢なコンサートで、途中大きな「龍」が舞台に登場した。ツアータイトルは「水の中のAsiaへ」。そこで、まだ発表されていない「リインカーネーション」という曲の原型を聞いた気がする。というのは、「水の中のアジアへ、ようこそ。過去を超えやってきたあなたをこの砂漠の国へ案内しましょう」という内容だった気がするからだ。そして、案内された僕は「いずれアジアの国の言葉を話す住人へ変わる」「さあ、催眠術をかけてあげる3、2、1、、、」。明らかに数年後にリリースされる「輪廻転生」を歌った「リインカーネーション」とは違たっていた。
僕が勝手に妄想