中学で放送委員をしていた時の話ですが、一緒にいた委員の女の子(恵美子:仮名)が一度、おかしくなったことがあります。

 恵美子は本当にどこにでもいるような普通の普通の女で、まあどちらかと言えば真面目な方でふざけたりする子じゃなかった。

 それがあるとき、いつも通り、昼食の時間に音楽を流すそのフリをしゃべるところで

 「あじまで・ごはら・みみみ」

 みたいな(うろおぼえですが)よくわからない言葉をしゃべりはじめました。

 目が完全にイってて、その後、先生がすっとんできてその恵美子をひっぱたいて目を覚まさせたんですが、あの知らない言葉も恵美子のその時の様子も今、思い出すだけでかなり異様でした。