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『ウォーハンマーRPGセッション風景配信』第11回プレイレポート
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『ウォーハンマーRPGセッション風景配信』第11回プレイレポート

2015-10-06 15:18
    ウォーハンマーRPGセッション風景配信も第9回目。
    今回もプレイレポートをテーブルトークカフェDayDreamの宮音詩織さんにお願いしております。

    9/15配信の回はウドーが欠席…?と思いきや、何とか全員集合での冒険となりました。

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    シグマー神殿からの依頼により、ドラゴン・エール醸造所へ向かった一行。
    そこで、ラットマンやラットオーガとの戦いをなんとか切り抜けた皆は、その地下で、高級なエールを発見した。
    バルデマーはそのエールを、このミドンヘイムを治める選帝侯ボリス・トッドブリンガー伯へ献上しようと提案した。
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    ミドン宮殿では、祝勝会が催されるらしい。
    ボリス伯が、白狼騎士団と金豹騎士団を伴って混沌の残党狩りを行い、成功を収めたためだ。
    そのパーティーでは、貴族や商人たちなども、ボリス伯へ献上品を持参して挨拶することができるという。

    一行は冒険者としてふさわしい装いを整え、またアンヤとグレッチェンにはドレスを着せ、ミドン宮殿へ向かった。
    祝宴の食卓の上には、エンパイアの北部らしい、素朴で大胆な料理が並ぶ。もちろん、たくさんの酒も。
    席についているのは大半が軍人であるが、貴族や商人、彼らの妻たち、ウルリック神殿の司祭らの姿もある。
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    乾杯の際には、ウルディサンは渉外使者としての役割を果たすため、エルフ王の書状をエルフの言葉で読み上げた。
    なお、バルデマーらの強い勧めによって、ライクシュピールへの翻訳は専門の翻訳家に任せられた。

    宴会は、礼義などにこだわらず堅苦しさのない、親しげで賑やかな雰囲気に満ちていた。
    ウドーはそこで自分たちの冒険譚を語りつつ、南部人を風刺する芸を披露しては、ここ北部の人々を大いに楽しませた。
    バルデマーもマンドリンをかき鳴らし、大道芸人として宴を盛り上げた。

    ボリス伯の傍には、ふたりの人物が座っていた。どちらもボリス伯の身内であるようだ。
    片方は、気の強さが美貌にも現れる乙女カタリーナ。男性たちがひっきりなしに挨拶をしているが、彼女はすげなくそれらをかわしている。
    もう片方は青白い顔をした薄幸そうな若者、妾腹のハインリヒであった。ボリス伯にとって外聞も悪い存在ゆえ、彼がこうした場に出てくることは珍しいらしい。

    いよいよ、一行が選帝侯へエールを献上する時がきた。
    ウドーが朗々と向上を述べ、バルデマーが毒身をして安全性を証明する。
    色といい泡といい喉越しといい、これ以上のエールはないだろうと思われた。ボリス伯も、十分に満足したらしい。

    宴は一層熱を増し、はめを外す者も現れはじめた。
    そのとき、宴会場へ、巨大な豚が放たれた。力試しだ。
    グルンディがにやりと笑み、大声を上げて衆目を集め、豚へ張り手をくらわせて向きを変えさせた。
    その先にいるのは、ドレス姿のグレッチェン。彼女は豚を掴み、持ちあげて投げ飛ばした。
    会場は大いに湧き、騎士たちがグレッチェンに向けて賛辞を並べた。

    勢いに乗った騎士たちが、服を脱いでレスリングを始めた。自分の力を披露するように、ボリス伯の目の前で組みつきあう。
    白狼騎士団の古参兵、敬虔なウルリック信徒からの挑発に、シグマー司祭ヨハンが応じた。
    組みあっては絞め上げ、離れてはまた組みつく、激しい攻防が繰り返された。
    最終的に勝利を収めたのは、ヨハンだった。
    その戦いは、ボリス伯の機嫌を大いに良くしたらしく、皆はボリス伯の近くに座ることを許されたのだった。

    アンヤも、貴人の誰かと親しくなるべく、バルデマーに意見を求めた。
    そして彼の提案に従い、カタリーナに話しかけた。ふたりの乙女はすぐに打ち解けたらしく、可憐で華やかな微笑みを並べて、お喋りを始めた。

    と、そこへ鉄靴の足音が響き、また新たな人物が到来した。
    ボリス伯が「特別な客人だ」と紹介したのは、かつて武勲を上げ、ボリス伯から直々に兜を賜った騎士、ゾセリン・フォンロイター。
    アンヤの兄にして、死霊術研究家オンドゥリンの子息であり、おぞましい怪物を乗りこなす男である。
    その憎悪に満ちた目が、バルデマーらに向けられた。
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