スマホでもフルサイズのキーボードを使いたいという欲求の行き着く先はドコ?
さて、冒頭の紙に描かれたキーボード、ひと昔前であれば「いつかITでビッグになってやるぜ」と野心に燃える苦学生の机上に見えなくもないところですが、そこは21世紀の現代。本当に紙の上でタイピングをしてしまおうという実験の様子です。
なにやらおとぎ話かSF小説のような話ではありますが、指で紙を叩いたときの振動をiPhoneのセンサーで拾って文字入力するコンセプト『vibrative virtual keyboard(振動仮想キーボード)』です。どうやら紙を叩く場所によって微妙に異なる振動の違いをソフトウェア的に記憶させて文字を識別させているようですね。
では続きで、そんな夢がひろがりんぐな動画をしかと確かめてみてください〜。
この魔法みたいなテクノロジー、ホグワーツ魔法学校...ではなくロンドン大学の学生が研究の一環として手がけているそうで、パっと見ではにわかに信じられないような技術でありながらも英国テレグラフ誌のウェブサイトにも取り上げられるなど注目度はなかなか高いようです。
実際に見てみるとソフトが動作している画面もまだ未完成感が見え隠れしており、よく見ると紙のほうにもエンターキーなどの必要そうなキーがまだ描かれてなかったりとまだまだこれから作り込まれていく段階と見受けられます。
しかし、近年のスマホ界隈の進化の恐竜的な早さを目の当たりにしている我々としてはこんなまるで魔法じみた技術も案外すぐに実用化されちゃうんじゃないかという気にさせられてしまいますよね。
vibrative virtual invisible keyboard by florian kräutli [designboom]
Apple iPhone turns table top into full-sized invisible keyboard [via Telegraph]
(ワタナベダイスケ)