段々快感をおぼえてきた自分がおそろしい...
今回紹介する『プレイグ(Plague Inc.)』は、人類が特効薬を開発する前に、世界中に病原菌をばらまいて、人類を滅亡させることが目的の、コンセプトとしてはちょっと怖い洋ゲーです。
進化・拡散を続ける病原菌、それを食い止めようと特効薬の開発を続ける人類...その追いかけっこ的な感じもなかなかスリルがあり頭を使います。
もともとiOSで先行してリリースされており、ニューヨークデイリーなど多くの媒体が賞賛するなど、評価が高いアプリです。
気にはなりつつ全部英語なのでちょっと足踏みしていましたが、やってみるとわりとすんなりプレイできましたよ。ザックリ紹介します。
ゲームをスタートすると、世界にばらまく病原菌のタイプを選びます。初期だとバクテリアしかなく、ゲームをクリアしていくに従って、ウィルスや化学兵器など、強力なものを選べるようになります。で、その後に難易度選択(Casual:易~Brutal:難)を決め、本編開始!
世界地図が表示され、どこの国に病原菌をばらまくか選べと言われました。比較的豊かとされる国は、その分病原菌を充満させる難易度が高いので、各国をタップして、詳細表示の画面下部、「Medical Research」で難易度を確認しましょう。
フラスコマークが少ないほど、攻略難易度は低いです。ちなみに日本はマックスのようなので、最初の散布先には向きません。
散布後、画面左下、感染(Infected)の項目を見てみると、みるみるうちに感染者が増えていくのが判ります。なかなかテンポが良い。で、その反対側に死者(Dead)とあり、これも少しずつ増えていきます。
しばらくすると、黄色いバルーンが出てきます。これをタップすると、画面左下のDNAポイント(経験値のようなもの)が溜まり、そのポイントを消費して病原菌に新しいパワーを付けることができます。シミュレーションRPGのアビリティのようなものかと。
Transmission(感染力)、Symptoms(症状)、Abilities(能力)の格別に分かれており、それぞれ簡単に説明すると...
Transmission(感染力)...ねずみや虫、動物、空気など、感染経路ごとの感染力を強化できる項目。
Symptoms(症状)...感染時の症状を強化できます。せきや、不眠症など。
Abilities(能力)...その地域の気候や薬への耐性・抵抗力を強化。寒さ耐性、薬耐性、など、など。
闇雲に能力を上げても意味がありません。病原菌を撒いた場所の環境に適したDNAを育成し、とにかく一刻も早く世界中に行き渡らせることを目指しましょう。
と、そんな感じで徐々に感染を一つの国からお隣へ、さらにそのお隣へ...と続けているうちに人類がワクチンの研究開発に腰を上げたようで、画面下部の治癒(Cure)の数値がちょっとずつ上がり始めました。
ここからがこのゲームの本当の勝負で、Cureの数値が100%になる前に、こちら(病原菌)側はいっそうの病原菌の感染力強化をし、全世界に菌をまき散らさなくてはならず、100%になったら人類の勝ち、ゲームオーバーとなります。カーチェイス的なスリルを味わえます。
...といった感じで、菌を強化させつつ、人類の抵抗を邪魔しつつ、世界を征服、細菌王にオレはなる! ドン! なゲームが本ゲームです。
最初は、なんだかブッソウなゲームだなあと思いましたが、洋ゲーならではのスタイリッシュなサウンドにインターフェース、水に絵の具を垂らしたように病原菌がブワーッと広がっていくことの謎の爽快感など、かなり完成度の高い良ゲーだと思いました。スキマ時間ゲーではなく腰すえ系のゲームです。
ザックリ説明しますと書いておきながら、随分長くなってしまいました。疲れた~(ゼエゼエ、あれ、なんか息切れが...ケホッケホッ...今度は咳まで...手の平に何かが...ち、血? ではなくコーヒーでした^_^;感染したかと思った~。
使用端末:IS12SH
OS:2.2、2.3
バージョン:1.5.0.1
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発売元:Miniclip.com
更新日:2013/04/03
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(斎藤栄孝)