ただのアンチ・アップルな人だったりして。
12月に入り、今年もまた就活の話題が多くなる時期が参りました。学生の皆さんにはぜひがんばっていただきたいところなのですが、中国より就活にまつわる面白いニュースが飛び込んできました。なんと、「iPhoneユーザーである」ことを理由に、不採用にされたという大学生が現れたのです。
一体なぜ...と思いますが、採用担当者の言い分は以下のようなものです。
学生の身分でiPhoneを所有している
↓
親に買ってもらったんだろ
↓
富裕層の学生だ
↓
今まで苦労をせずに生きてきたはず
↓
我が社の仕事は激務であり、苦労せずに生きてきた人は耐えられない
とのこと。なんじゃそりゃ。どんな超理論だ。
もちろんこの不採用理由に大学生は憤慨。iPhone自体はたしかに買ってもらったものだそうですが、富裕層であることを見せびらかすために持っているんじゃない、とコメントしているとのことです。
中国でiPhoneを持っている学生がある程度豊かな方であることは本当なのかもしれませんが、決してそんなに珍しいものではないそうです。また、別の企業の採用担当者は、就活生が持っている携帯電話で採用を決めたりはしないと語っています。
そもそも、富裕層だからといって苦労していないのかどうかは、その人の過去を見てみないと分かりませんし、仕事に耐えられないかどうかはやってみなければ分かりません。やはり、この企業の採用担当者がおかしいのでしょうか。
それに、耐えられない人が出てくるほどの激務なら、人数を増やすなりして労働環境を改善するべきですよ。苦労を経験してきた人間じゃないと勤まらないような仕事なんてこの世界のどこにあるって言うんだ! って、よく考えたら日本はそんな仕事ばっかりでしたね。ははは...(乾いた笑い)。
この就活生には、わけわからん理由で不採用にするような企業に入らずにすんでよかったと前向きに考えて、今後も頑張ってほしいものです。
爆発の本家・中国、「爆発のおそれがある」とiPhone・iPadの空輸を禁止する - サーチナ報道
iPhone"搅黄"面试[東亜経貿新聞 via Narinari.com]
(コンタケ)