予想通りのリリースと予想を裏切る新感覚操作です。
ドコモの2013年夏モデルにおいてエクスペリアA と並ぶツートップとして紹介されたサムスンの新端末『ギャラクシーS4』にさっそく触ってきましたよ。
ぱっと見の外観は従来のギャラクシー・シリーズを踏襲しつつ、厚さ約8mm、重量も約134gとスリム化されたハードウェア。薄型ながら剛性感があり、手に取るとまるで軽量な金属の板を思わせる感触です。
見た目だけでなくハードウェア内部の性能もハイエンド機の名に恥じぬ貫禄。薄型化されたにも関わらずバッテリー容量は2,600mAhに大型化され省電力性能もギャラクシーSIII αとの比較で20%改善。スマホの頭脳であるCPUも1.9GHzで動作するクアッドコア・プロセッサで現行機では文句なしのスピードを誇ります。
他にも世界初となる5インチフルHDの有機ELディスプレイや外部と内部のカメラ両方で同時撮影可能なデュアルカメラなど先進性のある端末となっていますが、特に気になったのが画面に触れずに操作できたり視線の動きでブラウザをスクロールさせたりする新感覚の操作性。
このギャラクシーS4には画面前に手をかざして動かすだけで操作できる『Sジェスチャー』や、ユーザーの目の動きで操作できる『スマートスクロール』『スマートポーズ』という新感覚の操作方法が用意されているのも大きな特徴なのです。下に視線の動きでウェブブラウザをスクロールさせるスマートスクロールの動作する様子を動画で置いておきますね。
筆者もこれを体験させてもらったのですが、慣れないうちは視線がうまく動かせなかったりしつつも面白い取り組みだなあ、と思いましたね。スマホ以外の分野でも応用できるんじゃないかな。今後の発展に期待です。
また、端末にあわせてフリップ式のカバーが付いた専用ケースも発表されていましたよ。どちらもフタにあたる面は適度な滑り止め感のある素材が使われており、フリップを閉じた状態でも画面の時計を確認できる窓のついた『S VIEW COVER』も用意されています。
独自機能満載の方向へと舵を切ったように思える今回のギャラクシーS4。今後この独自進化がかつてのガラケーと同じ末路を辿るのか、はたまた新たなスタンダードを切り開くのか。興味深いところではあります。
画面:5.0インチ(1080×1920ドット・フルHD/Super AMOLED 有機EL)
サイズ:約137(高さ)×70(幅)×8.0(厚さ)mm [最厚部 約8.9mm]
重量:約132g
CPU:(4コア・1.9GHz)
メモリ:2GB
ROM:32GB
OS:Android4.2
バッテリー:2,600mAh
カメラ:メイン1320万画素/正面210万画素
防水/防塵:なし
おサイフケータイ:あり
ドコモのツートップ :GALAXY S4 SC-04E [NTTドコモ]
(ワタナベダイスケ)