PS4、Xbox Oneと発表が続くゲーム機シーンに思わぬ伏兵の出現です。
その名は『G-Cluster(ジークラスタ)』、6月20日よりブロードメディア株式会社が国内販売を行うクラウドゲーム機です。
クラウドゲーム機と呼ばれる所以は、ゲームの処理をゲーム機本体ではなくインターネット上のサーバで行う仕組みとなっているから。
そのため、ゲームソフトはパッケージやダウンロードで購入する必要がなく、本体側にもそれほど高度な処理能力が要求されないというわけですね。そのかわり当然ながらインターネット接続環境が必須。
このジークラスタの特徴のひとつが、本体が比較的低価格で購入できること。
ゲームコントローラ同梱のパックで13,800円、本体のみなら一万円を切っちゃう9,980円っていうのは近年のゲーム機としては破格。スマホ・タブレットのユーザーなら手持ちの端末をコントローラーとして使えるのもポイントですね。
ゲームのプレイはひとつのタイトルあたり1年間に525円〜 を支払う単品購入とラインアップから約30本を月々525円で遊べる月額プランを用意。配信ゲームタイトルを以下にまとめてみましょう。
発売時(6月20日)からプレイ可能なタイトル
現在の看板タイトルはハリー・ポッター。
•LEGO Harry Potter Years 1-4 (Warner Bros. Interactive Entertainment)
発売時のタイトルはハリポタを含めると10タイトル。
•めっちゃ GOLF デラックス (株式会社アンバランス)
•あにまるパズルキューブリック (株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
•PC エンジン・ライブラリー (株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
•ロケットナイト (株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
•銀星囲碁 ハイブリッドモンテカルロ (株式会社シルバースタージャパン)
•銀星将棋 風雲龍虎雷伝 (株式会社シルバースタージャパン)
•四家麻雀「和」 (株式会社ズー)
•イース I & II クロニクルズ (日本ファルコム株式会社)
人気タイトルである『レゴ・ハリーポッター』が遊べたり、懐ゲー・ファンにアピールするPCエンジンのライブラリーやファルコムの名作『イース』が用意されているなど、それなりには興味深いラインアップ。
さらに上記に加えて、プレスリリースによると
Assassin's Creed II (Ubisoft Entertainment)
Prince of Persia: The Forgotten Sands (Ubisoft Entertainment)
H.A.W.X.2 (Ubisoft Entertainment)
なんと、アサシンクリード2をはじめ、洋ゲー大作タイトルの配信予定が明らかになっています。これはXbox組に乗り換えを促しているのか...?
そんなこんなで続報も気になるジークラスターですが、発売に先立ち、全国家電量販店およびインターネット にて5月30日より予約受付開始。
今後のゲーム業界でどのような立ち位置を占めることになるのか...目新しい独自タイトルなどがリリースされたりすると、案外大化けするのかもしれません。
カッコよさではコッチに軍配かな:
(ワタナベダイスケ)