元々の本好きな上に、ガジェットを増やしたくなくて電子書籍端末は買っていません。ですが、NEXUS 7を購入したので電子書籍デビューするかなと考えた次第。
『i文庫 for Android』 などの有名どころもありますが、せっかくなので何か他のものはないかな・・・と探したら、ありました、無料ビューワー。
『BOOK☆WALKER(ブックウォーカー) -ラノベ・コミック・小説の電子書籍-』は、角川グループの電子書籍アプリ。やはりと言うべきか、ラノベやコミック、ゲーム関連書籍が多いようです。
画面遷移もわかりやすいし、ストアも棚も快適に使用できました。
『BOOK☆WALKER』のアカウントで他端末でも読めるので、自宅でタブレット、通勤時はスマホという使い方もできます。ですが、各端末のスペックや電波状況にかなり左右されるので、ダウンロード(フォントのダウンロードとかとっても長い)や設定までは電車に乗る前に済ませておくことをお勧めします。
また、端末の画面スリープ設定がそのまま適用されてしまうので、読書前には長めの時間に設定しておかないと、1ページ読み終わる前に画面が真っ暗に・・・ということになってしまいます。
私の場合は、スマホのメモリが少なかったのでかなり動作不安定にだったのと、しおりの同期がうまくいきませんでした。
「読んでいた場所をサーバに保存し端末間で共有可能」とありますが、自宅のWi-Fi環境であっても外であっても「しおりの同期に失敗しました」というメッセージがひんぱんに出ていました。はたして同期がきちんと成功していたのか...読むの速いので、しおり使う間もなく読み終わることが多かったので今ひとつ実証できませんでした。
付箋機能はちゃんと動いていましたし、目次から読んでいた章に飛べるので、さほど不自由は感じませんでしたが。
お得なのは、一部の雑誌。例えば『週刊ファミ通』や『ファミ通App』は、バックナンバーは価格を下げての販売。『ファミ通Mobage』は無料になっていました。
ただし、雑誌についていた付録のシリアルコードなどは使用できません。『ファミ通App』は不定期刊のムックですが、ネット通販ではすぐに売り切れてしまったり、新作に限らずアプリのクロスレビューが載っていたりする読み応えのあるものなので、あえてここで買うのもテかもしれません。
価格全般は、はアナログ版に較べてさほど安くはありません。例えばアニメ・マンガ化もされた米澤穂信の『氷菓』。文庫版は480円、『BOOK☆WALKER』では462円。正直誤差の範囲です。
使い勝手ですが、タブレットの読書はなかなか快適。片手で読めますし、ページめくりなどもさほど気になりません。フォントは設定から指定することもできますが、画面のピンチアウトもできるので「一度設定したらガチそのまま」という電子書籍リーダー専用端末より使い勝手がいいなと感じました。
アナログの本の感覚は大好きなのですが、「本棚にならべなくてもいいけどちょっと読んでおきたい」というような本を読むには、電子書籍はラクでいいですね。特にミステリの続きものなどは、すぐ買えるのが便利。密林のお急ぎ便よりも速いわけで。また、最近「片手しか使えない」というシチュエーションが時々あったのですが、そんな時も読書できてホントに助かりました。
お好きなラインナップがあるようでしたらお試しあれ。アプリ内本棚もなかなかかわいいデザインがあります。購入するともらえるポイントを貯めて、本棚デザインと引き換えも可能です。
利用時間:30分程度
バージョン:3.0.1.使用端末その1:NEXUS 7
OS:4.2.1使用端末その2:Xperia ray (SO-03C)
OS:2.3.4--------
発売元:BOOK WALKER
更新日:2012.12.20
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(ツキヨノ アサミ)