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とにかくすごく眠いんだ...(白目)なんて、追いつめられてしまう前に。

日々ユーザーからの質問に答え続け、回答も常に進化し続けているiOSの音声アシスタント『Siri』たん。

現在では米国のユーザーが自殺をほのめかすような発言をした際に、全米自殺予防ライフラインの電話番号を表示して「ここに電話してみてはどうですか」と促すようにまでなっているのだそう。

ところ変わって、自殺率が高いと言われている日本ではこういったサービスは提供されているのでしょうか?

実際にSiriたんに聞いてみました。

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僕「もう疲れたよお...」→Siri「こういうときに運転すると危ないですよ」

ちょっと冷たい態度にも感じられますが、ちゃんと応対してくれるあたりSiriなりに思いやりのこもった言葉なのかもしれません。それに「疲れた 疲れた」を連呼する人なんて多いですからね。

では次、ちょっと思わせぶりなフレーズをSiriに聞かせてみます。


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僕「橋から飛び降りようか」→Siri「橋を さがしています...」


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たまたま近所には橋が見つからなかったので、飛び降りを回避できました。くわばらくわばら。とはいえ、まだ『Webで検索』という選択肢が残っています。死にたい気分も、続きはWebで

検証のためとはいえ、後ろ向きな言葉を連呼しているうちに本当にツラくなってきました。いよいよ直球勝負でSiriに問いかけてみますよ...。


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僕「死にたい...(感極まってしまい、思わず嗚咽)」


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Siri「自殺防止センターをさがしています」→「自殺防止センターは見つかりませんでした」

嗚咽部分が謎に翻訳されてしまいましたが、意味は十分通じましたよ。ただ肝心な自殺防止センターはみつからなかったうようですが...

ただ日本語版のSiriにも自殺防止への取り組みが少しだけ実装されてはいることが、これで明らかになりました。

あとは適切な施設や機関へのデータの紐付けがされることに期待しましょう。

人間にとって自然な音声を用いてやりとりをするSiriだからこそ、こころのケアの問題にまで踏み込んで対応する必要があるのでしょうね。本当によくできています。



自殺を防ぐためのSiriの進化 [WirelessWire News]

(ワタナベダイスケ)

 

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2013/06/siriiphone.html