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スマートなアイディア、盛りだくさん
インドにて、視覚障害者用点字スマホの試作機が公開されました。1年以内を目標に、商品化される予定です。海外のIT情報サイト、IEEE Spectrumにて紹介されています。
Kriyate社が開発中のこのスマホは、視覚障害者用ということで、すべてが点字で表示されるようになっています。ぱっと見、日本のガラケー(フィーチャーフォン)のボタン部分だけを取り外したかのように見えますよね。
一体、どこに字が表示されるのでしょうか? 実は本体の下、エッジ部分に点字ディスプレイがあります。
↑こちらの画像の1の部分が、ディスプレイになっているわけです。ピンが上下して、点字を表示します。一度に表示できる文字は、10文字までとのこと。
点字なのだから、正面に表示する必要はないということですね。この発想は、なかなか普通の人にはできそうにありません。
ディスプレイがエッジ部分にあるため、操作用のボタンは本体正面をいっぱいに使えています。一つ一つのボタンが大きく、使いやすそうですね。
一番最初に発売される点字スマホは、音楽プレーヤー、電子メールソフト、カレンダー、さらにはGPSナビゲーションなど、基本的なスマホの機能を持つ予定とのことです。
価格は現在未発表ですが、比較的安価に購入できるようになると開発者の方が述べています。
以前から点字スマホはさまざまなアイディアが発案されてきましたが、今回は本当に商品化までたどり着けるかもしれません。視覚障害者の方にとって本当に「便利なもの」が生まれてくるといいですね。
Inside the World's First Braille Cellphone[IEEE Spectrum via juggly.cn]
(コンタケ)
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2013/07/blind-phone-india.html