130913_linekidoku_top.jpg
もっと気軽に楽しむために 

皆さん、『LINE』してますか? 手軽に使えるトークに無料通話と、大変便利ですよね。

さて、先日そんな『LINE』に関する気になる記事を見つけました。それが産経ニュースに掲載されたこちらの記事

要約すると、「多くの学生が『LINE』を使用しているが、その大半が「既読」がついたら返信しないといけないと思い、疲れを感じている」といった内容。

つまり、最近の若い人は、いつでもくる可能性のある『LINE』のトークに常時疲れを感じているというのです。なんと大変なのでしょうか。腹立つ言い方かもしれませんが、老けそうです。

この「既読疲れ」について、27歳のおぢさんになった筆者は思うところがありました。おぢさんの長話に、ちょっとお付き合いください。
 

なんで疲れるんだろう

なぜ、既読がつくことに対して、多くの人が「疲れ」を感じているのでしょうか。

先ほどの記事によると、「既読がついたら返信しないといけないと思ってしまうから」とあります。つまりは、「義務感」の発生ですね。どんなものでも、義務感は人の精神を疲れさせます。

では、「返信しないといけないと感じてしまう」原因はどこにあるのでしょう。これまた先ほどの記事によりますと、「既読が気になる」という人が全体の7割以上となっています。

結局のところ、既読がついたら早く返信が欲しいと皆が思ってしまうことが原因のようです。お互いに返信を急かしあっている状態が、だんだんと義務感を生じさせてしまっているのではないでしょうか。


返信を求めないスタイル


この「返信を急かしあっている状態」は、精神衛生上あまりよろしいとは言えません。もっと、「返信不要」精神が必要かと思います。

昔話をしましょう。10年ちょっと前、おぢさんがまだ学生だった頃のこと。当時、インターネットでは「IRC」というチャットが一部でブームとなっていました。

詳しい解説はこちらのニコニコ大百科を読んでいただくとしまして、ざっくり言うと低機能なLINEみたいなもんです。できることは、文字チャットオンリー。

このIRC、チャンネル(『LINE』でいうトーク)にもよりますが、多くの場合は誰かの発言に対して返信の義務感はなし

明確な既読はわからないものの、チャットルームに接続している人は全員名前が出ます。そのため、ある程度は読んだかどうかわかるのですが、20人とかチャンネルに接続してても誰も返信しないとかザラにありました。

発言者も、返信がないことを気にしないのが割りと普通。そのためIRCは、大変気楽なものでした。少なくとも、『LINE』のような義務感が生じるものではなかったと思います。


『LINE』は気楽なものにならないか


では、『LINE』もIRCのように、気楽なものにはできないでしょうか。一番簡単な方法は、各トークごとにそういった空気を作っていくことでしょう。

「疲れるから既読がついても気にしないようにしよう」と、お互いに意識合わせをしておき、返信はしたい人がしたいときにする。一度そういう空気ができてしまえば、かなり精神的にも楽になるのではないでしょうか。

重要なのは、「発言者が返信を求めないこと」。自分が既読に疲れるように、皆も既読に疲れていることをちゃんと考えるべきでしょう。

読んだ瞬間に既読がついてしまう『LINE』では、こういった空気は作りにくいかもしれません。しかし、一度できてしまえば、それが普通になっていくはず。


疲れを感じない『LINE』の空気は、皆で作っていくべきなのかもしれません。



産経ニュース

(コンタケ)

 

RSS情報:http://www.tabroid.jp/news/2013/09/line-ircair.html