根強いユーザーからは「今使っているガラケーが壊れたら次はスマホに移行しなきゃかな〜...(憂鬱)」なんて声も聞こえていましたが、この冬は各キャリアとも新モデル投入でひとまずガラケー絶滅という事態は回避されましたね。
ところで、スマホ派には「もうガラケーには戻れない」と思っている人がいるように、ガラケー派には「スマホには移行できない」と考えている人も多くいるようです。
そこで、ここではガラケーユーザー目線に立ったガラケーを使い続けるメリットについて少し考えてみたいと思います。
コスト(金額)面
上の画像は、左側がとあるTABROIDスタッフのスマホ利用料、右側にドコモのガラケー料金を並べたもの。
もちろん詳細はキャリアや利用者の使い方によって大きく変動しますが、実はスマホもガラケーもパケット定額を上限まで使った状態では料金面でほとんど大差が出ないようになっています。
ただし、ガラケーの場合はパケット通信をあまり使わなければ費用を安く抑えられることが多いので、ガラケーユーザーにはそうした料金面でのメリットをうまく享受している人が多い印象。
スマホほどアプリなどの課金される要素が多くないのも節約派に支持されるところです。
使い勝手の面
スマホに移行しない理由として、しっかり押した感触のあるボタンの存在を挙げる人も多いですね。ハードウェアボタンの安心感もガラケーの魅力のひとつ。特に「あえてスマホを使わないことにポリシーを持っている層」が、こうした使い勝手の面でガラケーを高く評価していることが伺えます。
また、OSが統一されているスマホに比べて機種ごとの使い勝手が大きく異なることが多いので、機種やメーカーを指名買いする傾向も強いように感じますね。
使い慣れ、手に馴染んだ道具として
ガラケーに比べて、スマホにできることが多いのはわかっていつつ乗り換えないユーザーには、長く使った端末に愛着を持っているという理由を挙げる人もいます。スマホが主流化する以前には個性の強い端末が多く存在していたこともコダワリ派が古い端末を使い続ける理由のひとつと言えそうです。
こうして見ると、スマホに比べて個々の端末への思い入れが強く出るのがガラケーの傾向と言えそう。
キャリアも今後は新モデル投入より旧機種の修理やバッテリー交換などのサポートに注力したほうがユーザー満足度が高まるのかもしれませんね。
この冬はガラケー再評価の機運ですよ:
・8割のガラケーユーザーがスマホ移行する気なし... 「必要がない」「料金が高い」といった意見
(ワタナベダイスケ)