話題の『ドラゴンクエスト』スマホアプリ展開、第2弾となったのが2004年のプレステ2版からの移植となる『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(以下ドラクエ8)です。
フィールド画面が、従来の見下ろし視点から3Dへと一新されるなど、シリーズでも進化のマイルストーンとされる本作だけに、スマホ版での完成度や操作性は気になるところですよね。
そこで、さっそくゲーム序盤を遊んでみて感じた「スマホ版ドラクエ8の◎(マル)と×(バツ)」をざっくりとまとめてみたいと思います。
【重量級!】 1.2~1.4GBの大容量アプリだ
前回のリリースで『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』経由での提供だった初代ドラクエとは異なり、ドラクエ8は通常のGoogle PlayおよびApp Storeからの購入となります。アプリの容量はガツンと重量級の1.2~1.4GBなのでダウンロードにはそれなりの時間がかかります。
でもデータ量が重いだけあって、ゲーム内容の再現度はバッチリ。比較的最近のゲーム機である「プレステ2」クラスの品質が、小さなスマホ上で再現されるのは驚きの一言です。
◎なところ= とにかく高いオリジナル再現度!
×なところ= とにかく重いダウンロード
【操作性!】 3D画面とスティックの相性は良い
初代ドラクエでは操作性への不満も聞かれた画面上のバーチャルスティックによる移動操作ですが、3Dフィールド型のドラクエ8ではむしろ良好とも言える操作性。
主人公の移動に加えて視点変更の操作も必要なので片手でラクラク動かすというわけにはいきませんが、「オート移動」モードなら視線方向に自動的に歩いてくれるので熟練しだいでは『ながらドラクエ』も夢ではないかも(※ スマホ使用時はくれぐれも周囲の状況に細心の注意を!)。
戦闘は画面タッチ操作のみでスイスイ進められます。こちらは「さくせん」との併用で誰でもすぐに、ストレスなしの操作を楽しめますよ。
◎なところ= バーチャルスティックとの親和性が高い!
×なところ= 慣れるまでは片手操作はキツいかも...?
【プレイ感!】 スマホで遊んだ感触をまとめると?
スマホに合わせて縦方向に延長された画面表示は、横長のときに比べてちょっと迫力には欠ける印象もあるけれど、文字も充分読めるサイズで及第点と言えそう。
また、グラフィックの出来はゲーム機に遜色ないクオリティで文句なし。装備や道具のコマンドや地図、会話などはスマホにあわせて作り起こされたインターフェースで自然な操作感となっています。
◎なところ= スマホに合わせて作り込まれてる感アリ!
×なところ= 縦長画面で迫力はややダウンしたかな...?
結論を言うと、短時間で軽~く遊ぶというより、時間をかけてシッカリとドラクエを楽しみたいユーザーにとってはかなり満足いく仕上がり。年末年始などにまとまった時間を作ってヤリ込むのであれば、2800円という価格に見合った手応えを感じさせてくれるはずです!
OS:7.0.3
バージョン:1.0.2
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発売元:SQUARE ENIX Co.,Ltd.
更新日:2013年12月12日
価格:2800円
対応機種:Android4.0以上/iOS 6.0 以降
(ワタナベダイスケ)