たくさんのスマホゲームがリリースされ、携帯ゲーム機の地位を揺るがすほどの勢いとなっている昨今。でもスマホのタッチパネル操作では思うように動かせないタイトルもあってストレスだったんですよね(あのアクションゲームとか、あの格闘ゲームとかいろいろ...)。
そこでロジクールから登場したのが、iPhoneに装着するだけで使えるゲームコントローラー『G550 パワーシェル コントローラー+バッテリー』(12月24日発売予定:9,980円)です。追加のアプリ等を一切インストールすることなくゲームコントローラーとして使用でき、さらに外部バッテリーとしての機能も備えています。
ここでは実機をしばらく使ってみて感じた『G550』の実力のほどをまとめてみましょう。
ゲームでもスマホでも持ちやすい適度なサイズ感
まずは使い勝手を大きく左右する、本体サイズやボタンの感触をチェック。上のPS Vitaとの比較画像でわかるように、横持ち時では横幅がVitaよりだいぶ広く縦はほぼiPhoneの画面幅に準じたサイズ。
各ボタンの大きさはゲーム専用機であるVitaとほぼ同等で、レバー状のアナログスティックこそ備えてはいないものの各種ボタンの押し込みストロークはむしろVitaより深いほど。しっかりとした操作感が得られますよ。
操作もバッテリーもLightningで一発接続
iPhoneとの接続はLighrningコネスタを挿すだけ。コントローラー中央の窪みがiPhoneにピッタリとフィットするのでホールド感も良好です。
コントローラー内蔵のバッテリーはUSBから充電します。バッテリーが空の状態ではコントローラーとしても動作しないようなので、充電は忘れないように注意が必要。電力の状況は背面の『G』マークの発光で確認できますが、残量などがはっきりと見えるわけではないのがやや不便。
なおiPhoneへの電力供給は、コントローラー左側面のスイッチでオン/オフ可能となっていますよ。
対応タイトルが...まだあんまりない...かも
さっそく手持ちのiPhoneゲームでプレイ感覚を試してみたところ、残念ながらまだ対応タイトルが多くはない印象です。こればかりはゲーム開発側にがんばってもらいたいところかな。でも対応しているタイトルなら追加アプリや設定が一切不要で遊べるのがすごく快適。
上の動画は、ガンホーの PS Vitaからの移植タイトル『Dokuro』をプレイしている様子ですが、コントローラーがあることで劇的に遊びやすくなりましたぞ!
でも...今回、限られた時間で試してみて対応してなかったタイトルをいちおう一覧にしておきますね...。
・今回試して動作しなかったアクションゲームたち
真・サムライスピリッツ/まいにちスペランカー/After Burner Climax/パックマンダッシュ!
・予想はしていたけどやっぱり対応してなかったゲームたち...
バッテリー内蔵ケースとしても使える...かも?
現状では、前述した対応タイトルの少なさが非常にネック。でも見た目以上にコンパクトかつ、iPhone本体の機能を一切妨げないようにできているので、バッテリー内蔵ケースとして使えないこともないかもしれません。
頭は飛び出すけど、なんとかジーンズの尻ポケットにも入りますし。
それはさておき、使ってみると面白い工夫があちこちに施されていると感心します。L字型のイヤホンジャック延長コネクタ、カメラやボリュームボタンにアクセスするための切り欠きなどには「なるほど~」と納得しちゃいましたね。
お値段は9,980円。しつこいようですが、対応ゲームタイトルさえ揃ってくれれば充分な価値のあるコントローラーになりそうです。
iPhone Game Controller - PowerShell Controller + Battery [Logicool]
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(ワタナベダイスケ)