京セラが、米国市場で販売しているタフネスAndroidスマホ端末『トルク(TORQUE)』の日本国内での発売を発表しました。いわゆる『MILスペック』と呼ばれる米国国防総省軍事規格(MIL-STD-810G)に準拠した耐久性能を持つスマホは日本初となります。
上にリンクした記事にあるように、通常の防水・防塵どころか海水に浸けても平気という桁外れのタフネス性能が話題となった『トルク』。メーカー発表の「主な特徴」を引用すると、
防水、防塵、耐衝撃、温度耐久、耐振動、塩水耐久、防湿、耐日射、低圧対応
落下、耐振動、高温、低温、塩水など過酷な環境下での性能試験である米国国防総省軍事規格(MIL-STD-810G)及び防水規格IPX5 · IPX7、防塵規格IP6Xに準拠
と、思いつく限りのタフネス性能を盛り込んだかのような強靭さを誇っています。米国では、建築や工事の現場で利用されているのだそうですよ。
作業手袋をはめたままでも電話に出ることのできる『ダイレクトボタン』、100db以上の大音量を実現するダブルスピーカーといった装備もハードな現場向けですね。さらに京セラらしく、騒音の多い場所でもクリアに聞こえる音声技術『スマートソニックレシーバー』(体験してきた参考記事はコチラ)を搭載。
国内市場への投入にあたりOSはAndroid 4.2に対応、カメラも800万画素にパワーアップしているのだそう。その他の主要スペックは下にまとめた通りです。
サイズ/質量: 129×69×13.7(㎜)/171(g)(暫定)
OS: Android™ 4.2
CPU: MSM8960 デュアルコア 1.2GHz
内蔵メモリ: メインメモリ 1.5GB/ストレージ容量 8GB
外部メモリ: microSDHC(最大32GBまで対応)
バッテリー容量: 2,520mAh
ディスプレイ: 4.0インチ WVGA(480×800)/IPS液晶
国内対応周波数: Xi(クロッシィ) :800M/2G FOMA:800M/2G
カメラ: メイン約800万画素/サブ約130万画素
防水/防塵/Militaryスペック: IPX5、IPX7/IP6X/MIL-STD-810G
Wi-Fi、ブルートゥース、NFC対応、FeliCa未対応
スペックにある防御性能もさることながら、海外メディア『ワイア・フライ』がこの端末のタフさをテストした動画が衝撃的。なんとバケツに入れて冷凍したスマホが何事もなかったかのように動作しているッ!
「ええい、京セラのスマホは化け物かッ!?」
なお、NTTドコモ回線への接続確認済みで、ダイワボウ情報システム株式会社より『SKT01』の型番で販売されるとのことで、販売ルートもキャリアを経由しない独特のものとなる模様。
3月下旬以降の発売予定。価格などの詳細も気になるところですよね〜。
「TORQUE(トルク)」を国内市場で販売開始 [京セラ]
Extreme Torture Test Kyocera Torque for Sprint by Wirefly [YouTube]
(ワタナベダイスケ)