2月5日深夜、スクウェア・エニックスより、『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』(レビューはこちら)に関する驚きの告知が発表されました。こちらからご覧ください。
内容を簡単に要約しますと、
・今までに「まほうの地図ふくびき」を購入したユーザーには、購入分のポイントを送付
「まほうの地図ふくびき」というのは、いわゆる課金ガチャです。強いモンスターを手に入れるためには、この「まほうの地図ふくびき」をお金を払って引く必要がありました。
この課金ガチャを一時停止し、さらに今までに購入した人には購入分だけポイントを送付するというのです。なお、正確にはポイントではなく、「まほうの地図ふくびき」を引くための「ジェム」というアイテムで払い戻すようです。
パズドラで言えば、今までに購入した「魔法石」が全部そのまま詫び石となって帰ってくるという事態になっているわけです。なんだか、えらいことになっていますね。
また、「ジェム」が必要なのは「金の地図ふくびき」で、ゲームを進めていれば無料で引くことのできる「銀の地図ふくびき」というものもあります。この銀のふくびきに関しても、今までに引いた回数分のポイントを送付するとのことですよ。
いったい、どうしてこのような事になってしまったのでしょうか。簡単に経緯をご紹介いたしましょう。
レアが出ない!
最初に問題になったのは、「金の地図ふくびき」を引いても全然珍しいモンスターが出てこないというところから始まりました。無料の「銀の地図ふくびき」で引けるモンスターばかりが出てくると、話題になったのです。
もちろん確率は0ではなかったのですが、確率がかなり絞られていたようです。とはいえ、それだけなら大した問題にはならなかったでしょう。
一番の問題は、ふくびきを引く画面では、金の地図が高い確率で出るかのようになっていたことでした。
これが、景品表示法違反(実際に当たりが出る確率よりも、当たりが出やすく見せかける)に当たるのではないかという話につながっていったのです。
返金祭りへ発展
これに怒った一部のユーザーが、アプリストアの公開元であるアップルとGoogleに返金を求めました。
「このAppSotre(またはGoogle Play)で公開されているゲームは、景品表示法違反を犯しているので今まで課金した分を返金してくれ」といった感じの内容だったようです。まあ、普通に考えたらムチャな要求ですよね。
ムチャな要求だと思ったのですが、なんと返金されてしまいました。しかもアップル・Google両方共。マジかよ。
この情報は、またたく間に2ちゃんねるで公開されました。すると、レアモンスターを引けなかった他のユーザーたちも、一斉にアップルとGoogleに返金を求めはじめたのです。
こうして、「スーパーライト返金祭り」が開催されてしまいました。おお、恐ろしい...。
さすがに、このままではいけません。そこで、スクエニは事態の収拾に乗り出します。
ユーザー「そうじゃねぇぇぇっっ!!」
ここユーザーは、次にスクエニがどのような対応をするか、ある程度の予想をしていたことでしょう。大方の予想は、「お詫びジェム配布+金の出現率アップ」だったかと思います。
そこでスクエニが取った次の一手は...
見た目を変えたのです。ユーザー一同「そうじゃねぇぇぇっっ!!」。
こうして、返金祭りは加速を一途をたどるのでありました。ちなみに金と銀が1:1の割合になっていますが、これでもまた全然金が多すぎると評判だったようです。
販売停止へ
そして昨日の深夜、ついに「魔法のふくびき」の販売停止へと至ってしまったわけです。ああ...。
今後の方針などについては、本日中に発表する予定とのことです。一体どのようになるのかは分かりませんが、ユーザーが納得できる方針が発表されることを期待したいですね。
「まほうの地図ふくびき」に関するお知らせ[スクウェア・エニックス]
Pic from ねとらぼ
(コンタケ)