できたて、ちゃんと食べてます?
フランスにて、レストランのシェフが、料理の写真を撮られることに憤慨しています。AFPBB Newsがレポートしていました。
シェフによると、料理の写真を撮って、SNSに投稿して、コメントを付けて...などされていると、せっかくの料理が冷めてしまうとのことです。また、一般人がスマホで撮った料理の写真に写りのいいものは少なく、評判が悪くなりかねないという意見も。
確かに、シェフの意見もよく分かります。特に、「冷めてしまう」という部分は、私達客の立場から見ても損をしていることになりますからね。
冷めてしまってはもったいない
レストランでは、どこのお店だって一番おいしいタイミングで料理を出してくれるはずです。にもかかわらず、写真を撮っている間に時間が経ってしまえば、ムダに味が落ちていってしまいますよね。
せっかく目の前に最高においしい状態の料理があるのに、それをふいにするのはもったいないのではないでしょうか。
それに、そんな味が劣化した状態で食べて「あんまりおいしくなかった」などと評価されてしまっては、シェフサイドとしては「そりゃないよ!」という感じでしょう。さらにそんな評価をSNSに書き込まれてしまっては、そりゃあ腹も立つというもの。
とはいえ、そういうしゃれたお店の料理ほど写真を撮りたくなるという気持ちも、筆者としてはよーく分かるのです。だってさ、自慢、したいもんね...。
どうしても投稿したいのなら
ですので、できるだけシェフの方が不快に思わないように撮影するのが良いのかなと思いました。
具体的には、料理が出てきたら10秒ぐらいでささっと撮ってしまって、SNSに投稿する前に完食し、よく撮れているようだったら食後に投稿する...。これぐらいなら、まあ角も立ちにくいかなと。
「これから食べるものを投稿することに意義がある」というご意見も、あるかとは思います。が、「これから食べるものなのか」「食べた後のものなのか」は、見ている側からすればシェフの足のサイズぐらいに気にならない情報なんじゃないかなと思うわけです。
料理の写真を撮ることに夢中になって、冷めた料理ばかりを食べている方。一度、外食の時はスマホのことを忘れて、食事だけに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
「レストランで料理の写真撮るな」、仏シェフたちの怒り[AFPBB News]
(コンタケ)